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春を探しに

今日は須坂市の臥竜公園で夫と散歩をしてきました。
2017年から長野県に住み始め、私にとっては長野県で迎える6回目の春。今年は善光寺の御開帳もあるので、賑やかで明るい春になればいいなと心から思います。

何度も雪が降り積もり、暗く冷たい気候が長引いたこの冬もそろそろ終わりの気配。三寒四温な今日は冬が必死に抵抗しているようでいじらしさを感じる。都内や地元で桜の季節になっている様子を見ていると、春風が新しい生活を吹き抜けて暖かく背中を押してくれる感じが今か今かと待ち遠しい。

臥竜公園の桜たちは蕾を膨らませていました。その姿を見れたこともなんだか幸せかも。
コブシの花はよく陽の当たる枝先から順々に少しずつ咲き始めていました。池の鯉たちは餌を求めてぐるぐると元気よく泳ぎ回り、鴨たちは日向ぼっこをしたり水面でぷかぷかと漂っていたり。亀が石の上で甲羅干しをしていて、とても気持ち良さそうでした。

臥竜公園では花見の時期になると出店が賑やかになるのですが、まだ屋台は出ていなかったです。池周辺にあるお店は営業をしており、せっかくなので寄って行きました。
素敵なお店ばかりなのですが、私達夫婦はいつも決まって「池乃清泉亭」。

いつも通り、名物の黒おでんとお団子を頼みました。
晴天の下で池と桜の様子を見ながら味わうこれらは本当に幸せ気持ちにさせてくれます。

黒おでんはぎゅっと醤油味の濃いおでん。味はくっきりとしているけれど、しつこさはなく癖になります。今回は頼まなかったけどお店ではワンカップも買えるので一緒に呑んだらきっと昇天します。臥竜公園周辺のお店ではなぜかマストで置いてある黒おでん。なぜなのでしょう?

お団子は手作りなのでとても柔らかくて口の中に入れた瞬間優しい甘さが広がります。みたらし、ごま、桜餡、ずんだ餡、餡子どれも美味です。夫はごまが好みだったそうです。私は桜餡が本当に好きで、久々に食べられることをとても楽しみにしていました。桜餅とかも好きなんですよね。桜の葉の塩漬けの味と香りは心から満たされます。

そんなこんなで楽しい午前中を過ごしました。
正午を過ぎるとまた冷え込んできたのでちょっと落ち込みましたが、足元にオオイヌノフグリが咲いていたので踏ん張ろうと思えました。

次は桜が満開になる頃にじっくり散歩しようと思います。ではでは。

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