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【BOOK REVIEW】マインドセット「やればできる!」の研究

人間の能力は努力や経験で伸ばせるものなのか。
それとも、生まれつきの才能なのか。

前者はしなやかマインドセットの持ち主で、後者は硬直マインドセットの持ち主。
どちらを信じるかによって、今後の未来は大きく変わ

という切り口で、対人関係や教育の観点からしなやかマインドセットを培うための考え方を説いた本。

今回、わたしが手に取ったきっかけはずばり、"学問への苦手意識が強い"から。

金融・経済の知識を深めることに対して課題意識を持ちつつも、どうにもやる気が起きない。
その大きな理由のひとつが

「高校時代から数学も経済もセンスがなかったし、どうせ無理でしょ。」

というもの。

でも、もしかしたらこれって自分の思い込みなのかも?
自分で自分の能力にストッパーを作っているんじゃない?

本を読み進めていると「あぁ、やっぱり勉強に対しては硬直マインドセットだったなぁ。」「対人関係では自然としなやかマインドセットが身についていたから、コミュニケーションが円滑だったんだなぁ。」と自分に置き換えて納得するところが多々あった。

困難に直面したときに「やっぱりわたしは苦手なんだ!」という硬直マインドセットを取るか、「わからないから時間をかけてみよう!」としなやかマインドセットを取るか。

自分を変えることは容易いことではないけれど、思考の選択は都度行える。
挫けそうになったら、意識してみようと思う。

この本は「大人から子供への指導」について細かく書かれているので、親や教職の立場の人には特にオススメ!
実験に基づいた理論なので、単なる精神論には納得できない…なんて人も興味深く読めると思う。

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