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一人妊活開始から人工受精まで〜海外編〜

ついに、来週人工受精1回目を控えた今、この世界の誰かの参考になるかもしれないので、ここまでの道のりを記録しておきたいと思う。(大半の方は夫婦での道のりだと思いますが、私の場合は一人妊活なので悪しからず。)
ちなみにここまでかかった期間は2.5ヶ月。
本当はもっと早く到達したかったけど、医療が激おそな私の住むカナダにしては上出来なような気もする。
ちなみに費用はまた別の機会に書きます。

1. 3つの不妊治療クリニックに電話。(絶対にクリニックによってスピード感が違うので、一番早く進めてくれるところにしようと決めていた。)
と言っても、いきなりクリニックに電話するのではなく、そのクリニックへの紹介状を書いてくれる各クリニックが提携している診療所に電話する。

2. 診療所の先生と電話診療。○○クリニックへの紹介状を書いて欲しいと言うだけ。

3.血液検査の要求書が各クリニックから来る。血液検査場で検査を受ける。(複数のクリニックからの要求書を持っていたけど、結果を複数のクリニックに送ってもらうように交渉して、血液検査は1回で済んだ。)

4.不妊治療クリニックのドクターと電話診療。

5.精子バンクから精子ドナーを選ぶ。

6.精子ドナーの遺伝子検査結果について、遺伝子カウンセラーのカウンセリングを受ける。

7.選択的シングルマザーになることについて、生殖カウンセラーのカウンセリングを受ける。

8.アメリカの精子バンクから精子を買って指定のクリニックに送ってもらう。

9.超音波卵管造影検査を超音波施設で受ける。

10.甲状腺機能低下症の疑いが前回の血液検査で出てしまったので、再検査。⇨2回目はギリギリ基準値内に収まった。

11.不妊治療クリニックに初めて行き、ドクターによる超音波検査。卵子の数を確認。排卵促進薬の処方箋をもらう。

12.排卵検査薬を自分で買うようにナースに言われる。

13.今ココ。

ちなみに3つのクリニックのうち、一番早いところで今進んで行っているが、そのほかの一つは次のステップがドクターによる超音波検査だけど、第一回人工受精と重なってしまったので、もし今のクリニックでしばらくやってもうまくいかなかったら、そちらのクリニックに移ろうと思う。
全然最初の段階から連絡が来ない3つ目のクリニックが実は一番人気なのだが、もしかしたらシングル女性は後回しにされてるのかもとかよからぬ予想をしてしまう。
でも一つだけでも進めて良かった。ただ、スピードはお金で買うようで、今のクリニックの値段が一番高い。でも時間がお金で買えるなら致しかたない。一つ良いのは高いだけあって、クリニックのメールのレスポンスがめちゃくちゃ早い。それは患者さんにできるだけストレスがかからないように頑張ってくれてる配慮なんだと思うけど、それは北米ではまずありえないことなので本当にありがたい。

ちなみに、こちらはクリニックに実際に行くのは人工授精含めてもたったの2回ってことになる。人工授精の直前の超音波検査は日本では当たり前にするみたいだが、こちらはそれはオプションで、さらに高額なお金を取られる上に、クリニックが混んでるからなのか、できるだけ申し込まないでください的な圧を受ける。(体外受精なら流石に必ず受けると思う。)
しかも文化的なものなのか、基礎体温も1回も測らない。
だから人工授精の日を決めるのは全部自己判断で、人工受精したい日の朝にクリニックに電話して準備してもらい、その日に行く。
何もかも自己責任。それが北米。

かなり運頼み感強いのだが、その割りには日本のような妊活ジンクスとかあまりない。不妊治療の金額も日本よりはるかに高いのに、海外の女性はどういうメンタルで当日を迎えるのだろうと思う。やっぱり海外の女性はハートが強い人が多いのかなあ。

でも後輩の子には、「ここまでスムーズに来れたなんてやっぱり持ってますね!」って言われた。確かにそうなのだ。いくつも関門があったはずだが、足止めを食らった場面は一つもなかった。日本だったら別にこれといって興奮するようなことではないかもしれないけど、海外で生活している人は痛いほどわかると思うが、何も問題なく進むってことだけでも、海外では本当に奇跡なのだ。
お金もなぜかギリギリだけど貯金があった。
私は確かにツイているのかもしれない。

だから、私はとにかくできることを全部やって、ニュートラルな穏やかな優しい気持ちで当日を迎えたいと思う。

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