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ロックな妊活をしようぜ

お金もない、仕事もない、パートナーも消えた。
客観的に見たら、人生のどん底かもしれないかもしれないときに、落ち込んでなんていられない理由。
それは、この瞬間を後から見た時に
ロックな生き方してたなって思えるようにしたいからだ。

昨晩、私は弁護士とオンラインで1時間話し、
消えたパートナーに、生活費を払ってくれないことに対して怒りのメールを早朝に浴びせ、
朝は新しい仕事の面接にダッシュして、一旦帰って愛犬におやつをあげて遊び、バスを待つ間にバナナとみかんを食べ、
不妊クリニックへの道中で、別の仕事の面接の連絡を受ける。
クリニックでは、人工授精を控えての初めての主治医との対面アポ。(私は日本に住んでません。)白衣とかは一切着てないスーツに柄シャツで現れたネットで見たことある先生。
超音波検査をしてもらい、AMHの低さのわりに卵がいくつもあることを発見。このまま進めますね、あと2、3か月後には赤ちゃんを妊娠してますよ!さももう赤ちゃんができたかのようなテンションで底抜けに明るく言われ、診察は2分で終了。
恐れていた甲状腺機能低下症の結果のことについては何も言われず、恐れていた高額会計もこの日はなく、レトロゾール(排卵誘発の薬)の処方箋だけもらって帰された。
完全妊活モードの私は栄養摂取のために、帰りに天丼を食べて、コストコの薬局でレトロゾールを購入。
前に聞いていた排卵誘発の注射とかそういうのはどうなったのだろうと今更ながら疑問が浮かぶが、とにかく前に一歩でも進めたこと、先生からGoサインが出たことで私のバイブスはやや上昇し、家に帰って犬と散歩に出て、今に至る。

実のところは、実際にはまだ何も始まっていないし、何も起きていない。
でも、このイカれた人生をロックでないという奴がどこにいるだろう。
近いうちに来る(はずの)ベイビーに唯一誇りたいこと。それはマミィがいつだってつまらない人生におさまろうとせず、ロックだったってことだ。
(別に私はミュージシャンでもなんでもないけどね。)

ロックンローラーがなぜかっこいいかと言えば、お金や名誉のために生きてるからじゃない。正しいことをしているからじゃない。
音楽だけのために、好きなことだけのために、ひたむきに純粋に生きてるからだ。
そして、いつだって未来のことなんて考えていない。いつも演奏している「今」という瞬間だけを生きているのだ。
だから、ロックであることは刹那であり、芸術なのだ。


ただ、クリニックに今日到着してたはずの、例のブツが届いてないと受付の人に言われる。今日着指定って死ぬほど確認したのに!
一つ解決しては、一つまた問題が浮上する。それが海外あるある。
仕方ないので、明日4:30AM起きで、時差のある発送元に電話する。

あなたにもどんなにもうまくいかないことがあっても、
今の戦うあなたはきっとロック以外の何ものでもないはず。
ロックな生き方ほどかっこいいものはないし、ロックな生き方をしてる人には、必ず最高な瞬間がこの先待っている。
そう信じて皆さん、ロックに妊活を楽しみましょう!


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