新しい一歩

子ども達が幼稚園に通い出し、日中の自分時間が持てるようになったので、私は少しずつ仕事復帰を考え始めました。お互いの実家とは離れて暮らしているため、子育てを手伝ってもらえる環境にはありません。夫の転勤が2〜3年間隔であるので、始めは保育園で務める以外の仕事を考えていました。例えば、在宅ワークで働ける仕事や自分の好きな手仕事で何かを作って販売したり・・・。そのため、メルカリやcreemaでの販売も少し始めてみました。でも、仕事のやりがいや何をして社会の役に立つか考えた時、私はやっぱり子どもの笑顔を守っていけるような仕事がいいと思いました。メルカリやハンドメイドの販売は趣味で楽しんでいこうと思っています。

子育てのやりがい

おそらく私は保育士に向いていると思います。保育士時代もわが子の子育て時代も大変なことはたくさんありましたが、それ以上に楽しさや幸せを感じられていたからです。仕事を退職したのも、わが子を自分以外の人に預けて、自分はわが子以外の子どもを保育する。ということが受け入れられず、わが子の成長は私が１番近くで見たいし、自分で育ててみたいという思いが強かったからです。専業主婦として子育てできたことは、時間的余裕が心の余裕に繋がり、ゆったりと子育てすることができました。おかげで、子ども達の乳幼児期を悔いなく、自分の理想に近い形で子育てをすることができたと思っています。夫１人、大黒柱として働いて支えていてくれたことには心から感謝ですね。

母親業が保育士のスキルアップに

部活に明け暮れた高校時代までとは反対に短大ではたくさん勉強しましたし、努めた職場もとてもいい環境だったのでたくさん学ばせていただき、それなりに子どもをきちんと見れてクラスをまとめられる保育士にはなっていたと思います。
でも、実際に私自身が母親になり、自分の子どもを育てると、あの時見えていなかったものや知らなかった感情があふれるように出てきました。
その気持ちから、今保育士になったら、あの頃に比べて体力は衰えたかもしれないけれど、あの頃よりもずっといい保育士になれる自信も出てきました。
今なら、もっと子どもひとりひとりの思いに寄り添い、保護者の気持ちもよく理解できる保育士になれると思うと、もう一度保育の仕事に戻りたい。あの頃できなかったことをリベンジしたいと強く思いました。

なぜ保育園？

なぜ、幼稚園ではなく保育園なのかと聞かれたら、単純に保育園の方が支援を求めている家庭が多いのでより力になれると思うからですが、深い理由はありません。子どもを笑顔にできるのなら幼稚園でもこども園でもどこでも働きたいと思っています。