連日の暴飲暴食がたたったようで、ここ数日は強烈な腹痛と吐き気に襲われて床に臥していた。外に出て気分転換をしようにも暑すぎるし、部屋にいて淀んだ空気の中過ごすほかなく、実に陰鬱な気分だった。

とはいっても、どうせやることはゲームしかない。陰鬱であろうが陰鬱であるまいが、気づいたらゲームをしているのが自分という人間である。しかしそういうときはだいたい何をやってもだめで、『League of Legends』のソロキューを入れれば味方のサポートカイサが12デスの大爆発をしてどうにもならず、『Shadowverse』をやれば手札がグリームニルまみれになって憤死し、『ストリートファイター６』を遊べば無敵技手段の限られるマノンに生き生きと攻め込んでくるジェイミーに破壊され、ああ自分生きる意味はないのだと一度は思うも、いやこれはただの確率の問題であって何か自分にも生きる意味はあるのだと思いなおし『League of Legends』のキューを入れる。