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スウェーデン行政手続き奮闘記その2!パーソナルナンバー取得

スウェーデンに移住または長期滞在する人が、到着して最初にやるべきこと、それはパーソナルナンバーの申請です。パーソナルナンバーは1年以上スウェーデンに滞在する人が申請することができますが、これがないと「この国に存在しないのと同じ」と言われるくらい、色々不便で困ります。申請してから番号が割り振られるまで結構時間がかかるので、できるだけ早く手続きを始めた方がいいです。

パーソナルナンバーを扱っているのは税務局なのですが、申請には、近くのサービスセンターに行きます。申請する人全員で直接訪問する必要があります。ちなみに、サービスセンターでは、社会保険関係など色々な手続きを扱っているので、後々、何度も足を運ぶことになります。近くのサービスセンターといっても、私たちの住んでいるSolna市にはなく、隣のSundbybergというところまで行かないといけないので結構大変です。。。

サービスセンターのパソコンでフォームに記入をして、パスポートや配偶者の婚姻証明、子どもの出生証明、それらの英文翻訳書など、ビザ申請の時にオンラインで提出したような証明書を、原本で提出する必要があります。どういう書類が必要かは、e-serviceで事前に調べられるらしいです(税務局のホームページに案内があることに後で気づきました)。

申請してから審査があり、最大180日かかると言われました。それを待つ間、色々な行政手続きが進まず、交付が待ち遠しい日々でした。

個人番号がないとできない手続きは、

・銀行口座の開設(口座がないとBankIDが作れず、ほとんどの行政手続きはBankIDを使ってオンラインで行うため、とても重要。また出店での支払いや個人間送金はSwishを使いますが、これも銀行口座が必要です。さらにさらに大学の自販機もアプリ支払いしか出来ず、そのアプリもBankIDと紐づいている必要があったり。。。)

・スウェーデン語の語学学校の入学手続き。パーソナルナンバーを持っていない移住したての人ほど語学学校が必要だと思うのですが。

・様々な社会保険(子ども手当、育休手当など。詳しくは今もまだ手続き中でよくわかっていないのですが、いずれ別の記事にまとめます。ただ社会保険の利用にもそのための申請が必要で、この申請はもしかしたら個人番号を待っている時点でもできたかもしれません)

・様々なお店のポイントカード。COOPというスーパーのメンバーにもなれず、悲しい気持ちになります。

 その一方で、個人番号がなくてもできた手続きは、

 ・保育園の申請(少なくともSolnaコミューンでは。オンライン申請はBankIDが必要ですが、窓口に行ったら受け付けてくれました)

 ・在留カードの申請。でも在留カードが何かの役に立ったことは今のところないです笑 ただパーソナルナンバー申請中に、提出を求められました。 

・子どもの健康診断(パーソナルナンバーの代わりの仮の番号をもらえました。3ヶ月以内に個人番号が発行されたら情報が連結されて、これまでの健康診断・医療費も全て無料になるそう)

・プリペイドSIMカードの利用(COMVIQ)。これはいくつかのコンビニで試したのですが、人によって言うことがまちまちで、パーソナルナンバーがないとできないと冷たく言われたりもしましたが、結局パスポートがあれば手続き可能でした。

私たちは、パーソナルナンバーを申請して、付与されるのを待っている時に、郵便で請書類の不備があるので至急サービスセンターに提出するよう連絡がありました。戸籍謄本の原本が提出されていなかったからでした。でもすぐにまたメールが来て、「証明書の英文翻訳書が半分しかコピーされていないので、メールで送ってください」とのこと。サービスセンターの方がコピーしたのですが。。。すぐに返信。その後すぐに郵送でパーソナルナンバーが家族全員に送られてきました。

結局、私たちは交付まで6週間弱でした。知り合いでもっと時間がかかった人もいるようなので、早い方だったみたいで良かったです!

 パーソナルナンバーが交付されたら、IDカードを発行するために写真撮影の予約をして、撮影後1週間で発行されました。このカードがあれば、ついに銀行口座の開設ができます!(銀行によって違うようですが)

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