見出し画像

ストレス解消、会社からの直行電撃登山(那須岳)2日目(後半)

本日の那須岳に脱帽

ひょうたん池からの茶臼岳

ひょうたん池からの眺めを後にして、早々と下山。それにしても、人の頭も表と裏があるように、山も表と裏があると聞いたけど、こんなに違った姿を見せてもらい感動冷めやらず。紅葉も終わりかけとは言え、時折見つけるもみじは最高に素晴らしいです。

姥ヶ平付近のもみじ

姥ケ平から茶臼岳を見ながら、帰り最後にもうひと登りです。雲は出てきましたが、風もなく、穏やかな時間です。

姥ケ平からもうひと登り
牛ヶ首から姥ケ平の眺め

牛ヶ首からの姥ケ平を見れば、遠くの山々まで観ることができました。
登山する方々も徐々に増えてきました。牛ヶ首から少し歩いて、山頂に向かう道には、小さく登山客が見えますかね?この季節こんなに来るんだと、夏の富士山のようです。

牛ヶ首からの帰り

登山道の両脇には花崗岩だと思いますが、白い大きな石がゴロゴロ、緑の低木のじゅうたんのような景色が続きます。改めて、山頂の方を見れば、もう溶岩ドームはこのあたりからは見えないんですね。
人も一方向から見たら、こういう人だと決めつけてしまいそうですが、今日の那須岳のように、いろんな方向から見てこそ、価値が分かるのだなぁと。(こんな所で、ふと会社の仕事のことが思い出され、悟りが来るとは…)

茶臼岳を望む帰り道

那須岳が私に「お前は私を一方方向からしか、見ていなかったのだなぁ」とつぶやいているようでした。ストレス解消は非日常に自分を置くだけではなく、仕事や生活の問題が解かれることもストレス解消ですね。
電撃登山のさなかに、職場の人たちが思い出され、この山をいろんな角度からみてこそ味わいがあるように、このように人も同じだ!と気づかせてもらい、改めて那須岳に脱帽し、山を下りました。

ロープウェイから大丸温泉旅館へ

下山するロープウェイからの眺め、このあたりが紅葉が最高でした!朝日岳の方も、登ってみたくなりました。「また来るからね!」と別れを告げて、大丸(おおまる)園地に向かいます。徒歩で約20分弱。横目に山頂に向かうバスを見れば、満員御礼です。

ロープウェイから紅葉は最高潮!
ロープウェイからの朝日岳

大丸園地のドライブインで、山菜蕎麦を食し、一休み。店の奥には日帰り温泉があるようで、聞けば硫黄泉で、朝日岳から引湯しているとのこと。登山客は先週の方が1,2週前が一番多かったということでした。
さてここから、大丸温泉旅館に向かいます。

大丸温泉旅館

日帰り温泉は11時半から。大丸温泉の開湯は200年以上も前、那須の御用邸にも引湯されており、また日本秘湯を守る会の宿でもあります。何と言っても、メインの露天風呂は「川の湯」と言って、川全体が温泉♨
内湯で汗を流して、早速、露天風呂へ行ってみると思ったより広く、上流の方にも、いくつか広めの湯船=淀みの部分があります。温かい部分もあれば、少しぬるめのところもあり、最上流が一番熱いと思いきやそうでもなく、途中、足元から湧出しているところもありました。
(※大雨が続くと、川の流量が増すため、入れなくなるそうで注意!)

みんなしれっと、浸かっていますが、人が居なければ、子供心が湧いてきて、泳ぎたくなるような川全部温泉!冷たい空気にあたりながら、くつろがせていただきました。
湯船撮れないので、旅館にかかっている過去の写真をどうぞ!

昔の川の湯
昭和初期の大丸温泉旅館

大丸温泉からバス、鈍行にて帰路につく

大丸温泉旅館はもう一つ、乃木将軍が、過ごした旅館としても有名です。先代のご主人が、乃木希典の書生だったそうで、そのご縁から、こちらの旅館に何度も足を運んだとのこと。司馬遼太郎の「殉死」にも綴られています。

晩年の乃木大将
軍用の行李(こうり)

ここでしか見られない乃木将軍の書簡や書生として家で過ごされる乃木大将に接しているので、「家庭における乃木さんは…」と、その当時の和やかな様子も綴られていました。

大丸温泉旅館を後にして、大丸からはバスで、黒磯駅まで一気に下り、帰りは新幹線ではなく、鈍行で宇都宮まで。宇都宮からは東北本線で、また鈍行に乗り、都心まで戻ります。新幹線で急いで帰る必要もないでしょう。土曜はホリデー料金なので、ちょっとお得感ありです。

帰路の夕焼けと富士山(見えますか?)

車窓からは西に沈む夕日と富士山。グリーン車で日記も綴りながら、頭も整理しながら、帰りました。
ほぼ一泊一日企画、頭に爽快な風が吹き抜けたような時間を過ごして、頭スッキリ、何だか雑念が吹き飛んで、今も続いております。ストレス解消、電撃登山、是非お試しください~  (2022.10.21-22)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?