こういち

最近は諸事情で、週末、静岡の実家に帰る日々。ローカルネタは増えそうですが、近場でも、面…

こういち

最近は諸事情で、週末、静岡の実家に帰る日々。ローカルネタは増えそうですが、近場でも、面白い場所は必ずある!鉄心もって温泉、小さい旅、歴史・地学・散歩が多く、たまに気合の入った記事アリ笑。温泉・銭湯好きなんで、都心の「あったかい教会」に足繁く通うクリスチャンでもあります。

マガジン

  • 毒消し売りの旅(まとめ)

    昔、越後に「毒消し売り」という商いをする女性たちがいました。いくつかの書籍から、この生業の発祥や歴史をささやかながら追いかけてみます。 (見出しの写真は、写真家小林新一氏「報じられなかった写真」より引用)

最近の記事

宍道湖ぐるりの鉄旅(出雲の巻)

半日以上に渡るサンライズ出雲から、「ばたでん」にて、出雲大社前駅。駅舎を出れば、目の前が参道です。 まずは歴史博物館へ鳥居をこのままくぐらず、大社の右手にある県立の「古代出雲歴史博物館」に立ち寄ります。こじんまりとした博物館を勝手にイメージしてましたが、とんでもなく巨大な博物館。 玄関に入り、最初に目に留まるのが、こちらの巨大な柱。こちらは2000年に発見されたばかりの本殿に使われていた3本一組の宇豆柱。一本でも一人では抱えられない大きさで、樹齢は195年と推定、柱として

    • 宍道湖ぐるりの鉄旅(サンライズの巻)

      新年度、始まり、いかがお過ごしでしょうか~ こちらは、バタバタで、皆さんの記事なかなか、読めず、自分の記事も、えっちらおっちら書いております…。 さて、今回は3月の鉄旅。 もう十年以上、寝台列車には乗れずにいましたが、念願の「サンライズ出雲」に初乗車。出雲、松江、玉造温泉、安来と宍道湖周辺を訪ねてきました。見どころ多いですが、鉄分も多めになっておりますW 即日完売のサンライズ出雲今となっては唯一の寝台夜行となってしまった「サンライズ出雲・瀬戸」。夜を駆け抜けるブルートレイン

      • 前頭二枚目? 箱根芦之湯の謎

        箱根温泉郷、最近は外国人の方も戻って来まして、繁盛しております。 しかし、その中でも、日本人もほとんど立ち寄らない「芦之湯」。あまりにもひっそりと存在しているため、知らない人はここが温泉場だとも気がつかないかもしれません。本日はこちらの謎解き?? 江戸時代から始まる「温泉番付」さて、「温泉番付」というと、今ではこんな感じで某会社のものが出回っております。東で行き難いのは登別くらいで、基本上位に並んでくるのは、アクセスの良い、有名どころの温泉地ばかりです。人気投票すればそうな

        • 奥州三名泉(飯坂・秋保温泉の巻)③

          秋保温泉に到着し、日暮れまで徘徊して、翌日は青葉城に向かいます!久しぶりの仙台。前回の到着までの記事は、こちら↓ 秋保温泉散策陽が傾きかけてますが、散策へ。湯布院とはまた違いますが、そんな雰囲気のお店もちらほら。 秋保温泉の中心を流れる名取川が作った深い渓谷。ここは凝灰岩という火山灰が固まってできた岩からなり、この石は軽くて、比較的柔らかいので、加工しやすいです。近くには石の採掘場の後も見ることが出来ます。 磊々峡って、読めないですよね。こちら下流に向かって、数百mの遊

        宍道湖ぐるりの鉄旅(出雲の巻)

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        • 毒消し売りの旅(まとめ)
          6本

        記事

          奥州三名泉(飯坂・秋保温泉の巻)②

          飯坂温泉激熱の洗礼を久しぶりに受け、宿に戻り、一服。食事をしてから、再び夜の飯坂を徘徊します。①はこちら↓ 昭和な「福住旅館」福住旅館、福の住む宿ということで、お風呂も何ともユニークかつ昭和。入れば、同窓会かOB会らしきおじさんグループがワイワイ入ってます、昭和。 温泉分析表を見れば、「若竹分湯槽」。飯坂温泉は一つのお風呂に一つの源泉というよりは地域ごとにいくつかの源泉をブレンドしているようです。PH8.3のアルカリ性単純泉。 再び外湯へまず目指すは「切湯」、その名の通

          奥州三名泉(飯坂・秋保温泉の巻)②

          奥州三名泉(飯坂・秋保温泉の巻)①

          飯坂、秋保、鳴子温泉郷は「奥州三名泉」と呼ばれています。今回は、そのうち二つを訪ねてみました。前半は、芭蕉の訪ねた名勝地にも寄りながら、飯坂を目指します。 東北の名城①~「二本松城」へ三連休の初日、スタートは大宮から6時半の「やまびこ」に乗ります。指定席はほぼ満席、東北新幹線は安定のE5系、東海道新幹線のN700系と並ぶ看板車両です。 栃木に入れば雪が舞い、郡山でもまだ降り続いています。寒い! 郡山から20分強で、二本松駅着。向かうは二本松城。徒歩でも行けますが、今日は

          奥州三名泉(飯坂・秋保温泉の巻)①

          由比・興津(駿河の隠れ名所図会)

          去年、内田百閒先生に誘われ、地元地元の旅で大きな発見の一つが、静岡は清水の近くにある「由比・興津」のエリアでした。東西に広い静岡なので、静岡出身とか言っても、ちょっと足を延ばすと知らないことばかり。今回は家族と共に、去年の旅の追伸となります。ちょっと前回もマニアックな記事でしたが、今回も同じく…です。 昨年の記事はこちら↓↓。 静岡らしい「ほのぼの憩いの場~駿府城」昨年は「どうする家康」づいていた東海地方ですが、妻のリクエストにより、まずは小学生以来の駿府城へ。うる覚えの記

          由比・興津(駿河の隠れ名所図会)

          追悼記念 銀河鉄道999 シネマコンサート

          追悼記念 銀河鉄道999 シネマコンサート

          外湯のチカラ(伊豆長岡温泉の巻)

          寒い日が続きますね! 今回は、久しぶりの温泉オンリーnote。 「いい温泉場にいい共同浴場アリ!」ということで、 昨年に訪れた伊豆長岡温泉、共同浴場は全くイメージできなかったのですが、実は3つもあるということを知り、改めて長岡温泉の底力を、外湯から見てみます。近くにいらしたら、ふらっといかがでしょうか。 ようこそ!「長岡南浴場」伊豆長岡温泉の中心街の入り口に在る「長岡南浴場」。こちらは以下の記事でご紹介しました。 長岡温泉の中心街の入口にバスの温泉駅があります。温泉駅から

          外湯のチカラ(伊豆長岡温泉の巻)

          信州温泉旅情(別所温泉・鹿教湯)③

          本日は、鹿教湯温泉から上田に移動。上田城とその周辺を歩きます。市内に入っても、温泉モードは止まず、学びとくつろぎの時間に。 前日はこちら。 鹿教湯温泉の朝鹿教湯には二つの外湯+「クアハウスかけゆ」があります。クアハウスは近代的でもう一日あれば、じっくり癒しの場所にはなりそうで、湯治場らしい施設です。もう一つの外湯は中心地から少し徒歩で十数分くらい下ったところにあるので、日が昇る前に、向かってみます。 近くに着くも、どうしても見当たりません。明け方に民家のあたりをウロウロ、

          信州温泉旅情(別所温泉・鹿教湯)③

          信州温泉旅情(別所温泉・鹿教湯)②

          信州、古泉の旅2日目、別所温泉から鹿教湯温泉に向かいます。 初日はこちら。 愛染かつら硫黄の香りも心地よく、久しぶりの「朝風呂」。いざ露天風呂と、張り切って外に出るも、あまりにも寒くて、入れず…。 朝食は、野菜たっぷりで、健康的なメニュー。ほんとこれで十分です、感謝していただきます~ 食事処から中庭が見えるのですが、左は民家とつながっているような感じ。この斎藤旅館、事の始まりは、畑を掘っていたら、温泉が湧いて、そこから民家を改造、増築を重ねて、旅館にしていったとか。畑掘

          信州温泉旅情(別所温泉・鹿教湯)②

          信州温泉旅情(別所温泉・鹿教湯)①

          2024年、心痛むニュースが飛び交う中、1年がスタートしました。知人の安否も気遣いながら、キャンセルも頭を過りましたが、鉄道の方はなんとかたどり着けそうだったので、信州の二つの古泉を巡る旅となりました。 別所に行くなら、上田電鉄「別所線」昨年年始は、渋温泉、野沢温泉と強力な「外湯」をいくつも持つ北信の温泉場でしたが、今年も再び長野となりました。 かつて新幹線がなかった頃は、L特急「あさま」で、上野から上田までは碓井峠越えの3時間弱。今では、東京ー上田は新幹線「はくたか」なら

          信州温泉旅情(別所温泉・鹿教湯)①

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          箱根駅伝0区を走ろう企画!!

          箱根駅伝0区を走ろう企画!!

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          私のクリスマス1992 (「夜明け前」編)

          今日は、年に一度なんで、クリスマスにちなんでのnote。私的な経緯を綴りつつ、クリスマスのお祝い!?をしてみます。クリスチャンとは縁もゆかりもない家で育ちましたが、上京を機に導かれるように、今に至っております。30年前、聖書を開く前のお話です。 教会での初めてのクリスマスは去年、下記に、少し書かせてもらいました。この頃は、教会には毎週のように、英語の勉強のために、通っているといったところで、次に遭遇したキリスト教は初海外でした。 渋谷「ドイツ語ゼミナール」 92年夏、1年

          私のクリスマス1992 (「夜明け前」編)

          川治温泉 まさか!のひとり旅②

          川治温泉の岩風呂に衝撃を受け、宿に入る前に、だいぶ時間があるので、温泉街を歩きます。 温泉街の極みの定食屋露天の岩風呂の上流に向けて、散策路があり、対岸には、いくつかの源泉があります。よく見ると、過去は、通行できたようですが、落石の危険があるか、今は立ち入り禁止。 薬師の湯のおばさんが、「露天風呂が上流にあったけれど、どんどん下に降りてきた」というのは、この辺りでしょう。今は堰があるので、河床が高くなっていますが、昔はもっと水面が低かったようです。 昼食のため、温泉街を目

          川治温泉 まさか!のひとり旅②

          川治温泉 まさか!のひとり旅①

          栃木、奥鬼怒川方面は、かつて湯西川という温泉宿に20年以上前に行っきり、電車で訪ねるのは初めて。宇都宮の旧友に会う前に川治温泉歩き、一泊の小旅行。下調べの時間があまりなく、珍道中のひとり旅となりました。 東武特急リバティにて「龍王峡」へ日光方面の特急に乗るのは初めて、数日前に切符を購入するも、ほぼ満席で、朝1番の会津田島行、東武特急リバティ会津101号が辛うじて、取ることができ、北千住からスタート。当日満席にて6:43出発。前3両がリバティ会津101号、後ろ3両がリバティけ

          川治温泉 まさか!のひとり旅①