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choroのおすすめ

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お気に入りの本や映画その他色々紹介しているnoteです。
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アレコレ聞かない人

映画『すずめの戸締まり』と『市子』を観ました。両作品ともにスキな登場人物がいます。すずめの方は「千果」、市子の方は「キキ」。2人とも主人公に対してアレコレ詮索しません。 アレコレ詮索しない人って魅力的です。 相手の今の状態だけを見ている、 自分の感覚を信じている、から? 『すずめの戸締まり』の「千果」は言います。 「すずめは魔法使いやけんなぁ」 「秘密ばっかや」 「でもなんでやろうな、 あんたは何か大事なことしよるような気がするんよ」好きなセリフです。 『市子』の「キキ

春の雨が好き

春の雨はいいですね。落ち着くし、他の季節よりしっとりしてる感じ。雨の日におすすめの曲を教えてもらいました。夜に聴くとさらに良いです。 春雨(はるさめ)、菜種梅雨(なたねつゆ)、催花雨(さいかう)、春霖(しゅんりん)、春時雨(はるしぐれ)、桜雨(さくらあめ)、春驟雨(はるしゅうう)、小糠雨(こぬかあめ)、発火雨(はっかう)、軽雨(けいう)……春の雨だけでこんなに種類があるんですね。 「春の雨に関する言葉を知る」ということは、自分の中で「春の雨の種類がそれだけ増える」というこ

『ゼロ・ポイント・フィールド』があるとしたら

『ゼロ・ポイント・フィールド仮説』って初耳。 田坂広志氏の著書『死は存在しない』で知りました。 宇宙のすべての出来事のすべての情報?って上手く想像できませんが、どんな人の人生も(あなたの人生も私の人生も)すべてこの『ゼロ・ポイント・フィールド』に記録されているとのこと。興味深い仮説。 * 休日の午後、コーヒーを飲みながら考えてみた。 『ゼロ・ポイント・フィールド』が実在するとしたら… 村上春樹は小説を書く時、 『ゼロ・ポイント・フィールド』につながるようにしている?

『Think clearly』で私のココが変わった

『Think clearly』 (ロルフ・ドベリ著、安原実津 訳) 52の思考法のうち 25番目がわたしの考えを変えました。 25  死よりも、人生について考えよう* 著者のロルフ・ドベリ氏は言います。 死ぬときのことを考えてみても何もならないし、死の瞬間についてばかり考えていたら、良い人生を過ごすことから意識がそれるだけだ。 まず気をつけなければならないのは、人生最後の体の衰えた時期だけで、あなたの人生を評価してはいけないということだ。 * わたし、有名な方が

今年叶えたい夢

正職員登用試験に合格しますようにという願いがあります 職場にそういうチャンスがあるんです パート職員向けに わたしは真剣に受けるつもりなんだけど… 周りはちっとも真剣に取り合ってくれない 「へー、そうなんだー」っていう感じで 合格はムリでしょが伝わってくる わたしがオーバー50だから? いや、それでもわたしは真剣です 筆記試験もあるのですが 「試験を受ける」って考えるだけで、 なんかワクワクします 角川漫画学習シリーズで歴史を学んだり 公務員試験用の問題を解いてみた

笑いのカイブツ

「駆られてる人が好き」 「軽くイッちゃってる人が好き」 …などと思っている私ですが 今回の映画ではそういう人の地獄を見ました。 書かずにはいられない 作らずにはいられない 表現せずにはいられない 自分にはそういうのが無いので、 それがどういう感じなのかわかりません。 それがどういう地獄なのかわからないです。 もし自分がカイブツ的な人に対して 何かできるとしたら… その人が作りだす世界を余すことなく、 心から楽しむことでしょうか。 カイブツがいけるところまでいくのを、

新年の目標「あいさつは自分から」

「見知らぬ人に挨拶する」は朝の散歩中によくあることで、ちょっと登山中と似てるかなと思います。中高年の女性は高い確率で「おはようございます」と声をかけてくれます。 私は自分から先にってなかなかできません。(無視されたらどうしよう?)とか(何だか気恥ずかしい)と思うから。 元旦に早朝散歩していたら…前からやってきた女性に「おはようございます。あけましておめでとうございます」と声をかけられました。なんて爽やかな挨拶だろう…と思いつつ例によって私の方が後から挨拶。 本日(1月2

女子会後のチョコレート

1対1でお茶すると 相手が話す お互いそれについて考える 自分が話す お互いそれについて考える しばし沈黙 相手が話す お互いそれについて考える 自分が話す お互いそれについて考える しばし沈黙 こんな感じで考える時間と間合いがある 4人でお茶すると Aがしゃべって、Bがそれにかぶせる CとDがそれに同時にコメントする Aが全く違う話をはじめて BとCが笑い転げる こんな感じで考える時間も間合いもない だからか… この前4人でランチした時ちょっと疲れたのは 4人でいる時に

彼と村上春樹の小説

20歳のころ片想いのお相手がいました。 「近くにいると、誰もが一度は好きになってしまう」という位モテる人。 どこが特別だったのか? 特に話上手でもなく 特に何かに秀でているわけでもなく どちらかと言えば目立たない感じ。 「彼女作らない主義」を明言していました。 特別な点と言えば、 まわりの皆にとっても親切なところ。 そして親切にされた皆がみな 「私だけに、特別に、 親切にしてくれている。」 という思いに満ち足りる。 「彼と私だけ」みたいなクローズ感 そういうのを作るの

こんな読書

春には『君の膵臓をたべたい』 夏には『海からの贈り物』 秋には『センセイの鞄』 冬には『細雪』 …と、毎年季節ごとに読んでいる本があります。 特に『細雪』はお正月に読みたくなる本 (ボリュームがあるので読みきれない年も。) 春夏秋冬決まった本を読むことは… 「前は気付かなかった部分に気付く驚き 」 「どんなに落ち込んでいても戻れる 平静」 「以前読んだときの自分に出会える楽しさ 」 などなどを私に与えてくれます。 落ち込んでいる時に読むそれらは 安定剤やお経のよう

映画『ホリデイ』なぜか泣けてしまうシーン

クリスマちょっと前に毎年毎年『ホリデイ』っていう映画を観ています。これを観ると「あ〜、ホリデイシーズンが始まるな」という気分に。とても好きな映画ですが、あるシーンでどうしても泣けてしまいます。毎回です。 ***【映画の内容】ロサンゼルスで映画の予告編制作会社を経営するアマンダとロンドンの新聞社に勤めるアイリス。訳あって傷心の2人はインターネットの”ホーム・エクスチェンジ”というサイトに出会い、お互いの家を交換して相手の家具や車を自由に使えるという休暇を過ごすことにした。**

お金が入ってくる方法

少し前にラインスタンプ を発売しました。 売れたお金でドナルド・マクドナルド・ハウスの「チャリティーラッフル」を購入しました。以前から「イラスト関係で何か売れたらドナルドハウスに寄付しよう」と考えていて、このチャリティーラッフルが金額的にぴったりかな、と。(たまたま家の近くにハウスがあったこともありますが) ***ラッフルとは「慈善などを目的としたくじ」のことで、欧米では広く知られいます。 募金をすることで、素敵な景品が当たるかも!?と楽しみながらできる募金活動の一つです

朝の時間のコト

朝目覚めてから出勤するまで スマホやPCを見ないようにしています (TVは元々見ません) コ―ヒーを淹れて 本と机だけのお気に入りの部屋へ ボーッとコーヒーを楽しむ まだ頭はスッキリしていて 気持ちにも 時間にも 余白がたっぷり この過ごし方をするようになって… 時間が増えた感じがするし 幸福度が上がった感じがするし いいことが増えた気がするし いいことを閃くようになった気がするし 仕事も上手くいくようになった気がする 何より気分が上向きに ふわっとした文章になりまし

セクシーかファニーか

万年筆はセクシー 景品のボールペンはファニー 筋肉はセクシー 贅肉はファニー ハイヒールはセクシー スリッポンはファニー ワインはセクシー ミルクはファニー 身近なモノをセクシーかファニーかに分ける遊び 物を悲劇名詞、喜劇名詞に分ける遊び。 トラジディとコメディを略して「トラ」「コメ」と言い合います。『人間失格』のこの場面が好き。 カップルの敵を言い合う遊び。 『僕の好きな人が、よく眠れますように』のこの場面が好き。 言葉遊びはテンポがあって楽しい。 ふと、冒頭のセク