【日本にリチャード・ミラーの声楽教育を学ぶ場を！】

みなさまこんにちは、声楽教育を研究しています黒川和伸と申します。専門はリチャード・ミラーの声楽教育です。

リチャード・ミラー Richard Miller (1926年-2009年)はオペラやリサイタルで国際的に活躍したテノールで、後に教育者に転身しました。

1980年から1987年にわたりThe NATS Journal(全米声楽指導者協会ジャーナル)の編集者を務めるなど、アメリカにおける声楽教育界において指導的な立場にありました。1989年からは米国オバーリン大学に音声研究施設をもち、声の研究をしながらその成果を長年の教育の中に生かし、同時に多くの声楽教育書を著した声楽教育学のパイオニアの１人です。

ミラーは1980年から1987年に渡ってThe NATS Journal(全米声楽指導者協会ジャーナル)の編集者を務めるなど、アメリカにおける声楽教育界において指導的な立場にありました。ミラーの著書である《On the Art of Singing》 (Oxford University Press, 1996)には、The NATS Journal(全米声楽指導者協会ジャーナル)への掲載論文を中心とした、100本近い論文が収録されています。

このような活躍をしたミラーですが、日本国内での受容はまだまだと言えます。その理由のひとつはミラーの声楽教育について深く学びあえる場が国内にないからだと考えられます。

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