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合唱初心者〜中級者のための発声チェックポイント

合唱初心者に多い、発声上の問題

合唱初心者にとっての発声上の問題は多岐に渡ります。以下はその一例です。

息もれ声、ブレスが短い、裏声と地声の差が目立つ、声が明るすぎる、声が暗すぎる、ゆれ声、ふるえ声、ヴィブラートがかからない、のど声、なま声、いきみ声、金切り声、吠え声、がなり声、叫び声、ふくろう声(頭に抜けたような声、笛声、汽笛声)、鼻声、歌詞がはっきりしない、喉仏が上がる、高い音が出ない、低い音が出ない、声量がない、ホールで響かない声、そば鳴り声 など

→どのように改善したら良いのかわからない!?

合唱中級者に多い、発声上の問題

ひととおり発声指導を受けてきている合唱中級者に多い発声上の問題は「過ぎたるは及ばざるが如し。」です。

例)
軟口蓋の上げ過ぎ
喉仏の下げ過ぎ
子音の立て過ぎ
鼻腔共鳴を意識し過ぎて鼻声
腹式呼吸を意識し過ぎてお腹がぐわんぐわん
ビブラートのかけ過ぎ、かからな過ぎ
情感を込めて歌おうとし過ぎてシラブル毎に後押しetc
.

→どのように改善したら良いのかわからない!?


A. よい声は「呼吸、声帯の振動、共鳴の連携(アッポッジョ)」によって生まれます。

「呼吸、声帯の振動、共鳴の連携」は自分の声に耳をすましながら、姿勢、肋骨や腹部(みぞおちとわき腹)の広がり、顔の表情、口の開け方などを常に調節することによって感じることができます。

声がうまく出ない時は下記のチェックポイントのいずれかが問題となり、「呼吸、声帯の振動、共鳴の連携」が崩れています。

「呼吸、声帯の振動、共鳴の連携(アッポッジョ)を感じるためのチェックポイント」

を確認することで、発声に関する問題を解決することができます。


「呼吸、声帯の振動、共鳴の連携(アッポッジョ)を感じるためのチェックポイント」
①呼吸(呼吸・姿勢)

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