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知らない土地での合唱団探し(リサーチ編)

合唱をしたい。合唱団に入りたい。そんなとき、あなたならどうしますか?

今回は、ここシンガポールでやってみた、私の場合の合唱団の探し方をご紹介します。


1. 自分の希望を考える

まずは自分の希望を棚卸し。私の場合、次の7つでした。

・平日は仕事があるので、練習日は週末がいい
・自分の身の丈に合ったレベル
・日本人ばかりではない
・日本語曲ばかりではない
・いろんな民族のひとがいる
・外国人を歓迎しそう
・練習の言語が英語

3つ目以降が、外国での合唱団探しならではでしょうか。一言でいうと希望は、「せっかく来たのでシンガポールらしい合唱団を体験したい。言葉がわかる範囲で」でした。


2. 合唱団のリサーチ

日本だと、一度合唱を経験すれば、演奏会の宣伝や知人の紹介で、自然と合唱団の情報が入ってくるのではと思います。あとはTwitterやFacebookでしょうか。

シンガポールでは、多くの合唱団がInstagramのアカウントを持っています。これが、合唱団探しにとても役立ちました。演奏が聴けたり、練習の様子を見たりできます。動画に団の個性が現れているのもおもしろいです。いくつかご紹介します。

「合唱団として、ニューノーマルのはじまりになる演奏会を模索したい」。2021年5月の演奏会に向けて、真摯な情熱が感じられるSYC Ensemble Singersの動画



その演奏は、見ているとなんだか涙が込み上げてきます。投稿に添えられた、"Celebrating the dawn.(夜明けを祝おう)"というメッセージにもじーんと来ます。



こちらはVox Camerataの団員募集の動画。アットホームな雰囲気が伝わってきます。


作曲家で指揮者のDarius Lim氏は、新曲初演映像を公開。希望者には、楽譜を無償提供!



Instagramで演奏会の告知を見つけて、実際に、いくつか演奏会に足を運んだりもしました。


3. 入団方法を調べる

自分の希望とマッチしそうな合唱団が見つかったら、入団方法を調べます。

入団テストがある合唱団は、日本でも見かけますよね。

高校を卒業後、合唱を続けようと思って都内で一般の合唱団を見学し、入団説明を受けたことがありました。その団では、半年ほどの仮入団期間を経て、確かテストも行い、パートリーダーや指揮者がOKを出したら正式入団でした。入団までのハードルの高さにびっくりしてしまい、また活動費用や衣装代は当時の私には高額だったので、その団に入団することはありませんでした。

シンガポールでも、オーディションのある団を多々見かけます。例えば、ある曲の数小節を、他パートと歌ってみる、など。 

Community Choir と名前がついている団だと、音楽・合唱経験を問わず広く団員を受け入れていて、基礎から丁寧に練習していくようです。オーディションはない模様。

逆に、セミプロ集団の団もちらほら。こちらは演奏会の日時、リハーサル回数、演奏曲が決まっていて、各自が責任を持って本番までに仕上げていくスタイル。当然、オーディションあり。う〜ん、私には無理。

また、募集期間を限定している団を多く見かけました。パターンは大きく2つ。シーズン毎に全団員を募集する場合と、次のシーズンに合わせて新規団員を募集する場合です。後者は、演奏会を目がけて新規団員を募集する日本の合唱団と似ていますね。

ちょっと背伸びをしてオーディションを受けてみるか、ほどほどのところにするか。ここでも自分と相談します。

気持ちが決まったら、次はいよいよ応募です。続きはまた来週。


※Instagramの埋め込みが一部うまく動かないようです。アンダーライン付きの文字がリンクになっているので、よかったらそちらをクリックしてアクセスしてみてください。



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