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結構お手軽に出来ている

14時に起きた。カーテンを開けると雲ひとつない青空が広がっていて、一向に改善の見られない我が身の怠惰っぷりに辟易した。毎日投稿の目的には生活習慣の改善も含まれていたのだけど、深夜に執筆するせいで昼夜逆転に逆戻りしてしまった。「これじゃあ本末転倒じゃないの」と呆れながらも微笑を浮かべて、軽く頭を小突いてくれる誰かが欲しい。もちろんそんな人はいないので、自分で自分を叱るしかない24歳の秋である。

YouTubeで動画を観たり、本を読んだりして夕食までの時間を過ごした。起きた時の気怠さがいまいち抜けないせいか、文章を追うことはできても、その意味や情景が頭に届くまで時間がかかった。もちろん求職活動を最優先でやらなければならないけれど、今日は外に出ることすら面倒な気分だった。

とはいえ、倦怠のど真ん中でも腹は減る。喉も渇いてきたのでビールも飲みたくなってきた。ビールは残念ながら冷蔵庫にはないので諦めるとして、キャベツと豚肉の細切れで回鍋肉を作ることにした。肉を解凍するために電子レンジに入れ、キャベツを切りながらフジファブリックのアルバム「CHRONICLE」をシャッフル再生で聴く。「Suger!!」が流れてきたのでテンションが上がり、サビのところで一緒に歌い出す。耳元の志村くんと一緒に「さーんじゅうろっくっど5部の体温!」

そうこうしているうちに気怠さはどこかに消えていた。「相変わらずお手軽にできているなあ俺」と思いながら、熱々のフライパンに細切れ肉を投入した。

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