nana

あとがき

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最近の記事

余白の朝

良く眠れなかった日曜の朝 散歩の行き先も何となく決まらず 気になっていたカフェに入った お豆屋さんのカフェで ラテから焙煎した豆の匂いがした 煎られている豆の音と テラスから聞こえる会話 小降りだった雨は いつの間にか本降りになっていて 開いたドアから雨の匂いと 湿って膨らんだ草の匂いが入ってくる 雨は気分が落ちるけど この匂いは大好きだ 携帯にも飽きてしまって 軒から滴る雨を見ていた 余白のような日 良く眠れなかった日曜の朝 眠気と余白と豆の匂い

    • 何度目が覚めても

      ぼちぼちと曲作りをやってはいるんだけど 今まで陥った事のないくらいの大スランプ。 とか言って何かをし終えると綺麗に白紙にリセットされる頭なので、毎回スランプに陥っては落ち込んでることを忘れてるんだと思う。本当にこの頭は都合が良く、過ぎたことは何でも忘れる。 そして毎回大きめのスランプに陥ると、なぜかそのタイミングで海外からファンメールが届く。その度「そうだ、勉強しなきゃだったんだ」と英語の勉強も始めるんだけど。 ”あなたの曲を聴いてるよ、この曲が特に好きだよ。ライブもいつか

      • いつかの朝の一角に

        洗濯機を回して散歩に出る。 湿り気を含んだ草の匂いと雨の匂いが、小さい頃にお母さんと夕方散歩していた時のことや、福岡に住んでいた頃のことをなんとなく思い出させる。 初夏のこの匂いが好きだ。 そして散歩から戻ると、ドアを開けた瞬間に洗剤の良い匂いがする。 ここのところ夜型を叩き直して早朝に起きて、早い時間に寝ている。一時期早朝から働いていた頃、朝のちょっとした空き時間や電車の中で歌詞や書きものをしていた。朝は何かを書くのに向いているのかもしれない。 まだ誰も起きていない隙間

        • 群青

          バンドが出来なかった数年前までの私は、GrageBandで曲を作ってはYouTubeにアップして音楽活動をしていました。 その頃はまだ、今よりももっと、というより友達以外は誰も私の音楽なんて知りませんでした。 それでも友達が私の曲を好きだと言ってくれるのが嬉しくて、ちゃんとしたレコーディングやリリースなんて事もよく知らず、ひたすら宅録でデモ音源を作ってネットにアップして、それで友達が喜んでくれたら良いなと思ってやっていました。 今のこの先の見えない状況で、落ち込んでいる人

        余白の朝

          最近のこと

          眠くないので久しぶりにブログを書いてみる。 今年の目標は毎日日記を書くことだったのに、1ヶ月で終わってしまってた。本当に私らしい。 最近、関わる人が増えたし、少しいる界隈が変わってきたりもしている。 もちろん今までと変わりない部分もあるけど、一歩外に出て、初めましての出会いが増えた。自分で出て繋がったところもあれば、引っ張り出してくれたおかげで出来た繋がりもある。私中心の話が、私不在で企画まで完成した上でやるよね!?と話を貰ったり。上の空で気づいたら話が進み、さあどうしよう

          最近のこと

          どこかの夜の中に (IN SOMEWHERE NIGHTSセルフライナーノーツ)

          アルバムの前に今月リリースした"in your room / belarus"のライナーノーツを書いてしまい、薄々IN SOMEWHERE NIGHTSのライナーノーツは書かないまま終わるんじゃないかと思いましたが、意を決して書きます。 多分ものすごく長いので、お正月の時間のある時にでも読んでくださいね。 そして結構詳細まで書いた気がするので、あまり内容は知らずに聴きたいという方は読まなくても全然大丈夫です。感じたように受け取ってください! ”IN SOMEWHERE NI

          どこかの夜の中に (IN SOMEWHERE NIGHTSセルフライナーノーツ)

          2019年のこと

          ずっと欲しかった任天堂Switchを買って、いろいろやり残したことも二の次にして、毎日祠探索をしてます。魔物に瞬殺されるわ武器は壊れるわで毎日八方塞がりになるので、強化の仕方を知ってる方、教えてください。笑 というのは置いといて、2019年ももう終わりなので今年の纏めを書き残して置こうと思います。 今年はアルバム“IN SOMEWHERE NIGHTS”のレコーディングに始まり、前半は制作に没頭してたな。歌詞が全然進まなかったり、触ったこともないイラレで苦戦したり、ジャケッ

          2019年のこと

          風の中に溶けた

          アルバム"IN SOMEWHERE NIGHTS"のリリースから早半年、2曲入りシングル"in your room / belarus"が本日リリースになった。アルバムリリースから、まだ2ヶ月くらいしか経ってないような感覚。 IN SOMEWHERE NIGHTSのコンセプトは、"私ではない誰か、ここではないどこか"という自分ではない第三者目線であり、広い場所を見ているものだった。 今回の"in your room / belarus"の2曲はそれとは対極に、"誰かじゃ

          風の中に溶けた

          IN SOMEWHERE NIGHTS

          このアルバムを作りながらたくさんのブログを書いていたのですが、何となく野暮ったい気がしては下書きに残していました。なのでアルバムに関して書くのはほぼ初めてかもしれない。制作期間長かったのにな、、! Charlotte is Mineのデビューアルバム、"IN SOMEWHERE NIGHTS"が本日6/26に大阪のFLAKE SOUNDSよりリリースになりました。長かったような一瞬だったような、今も嫁いで行った娘を少し遠くから眺めているような変な気持ちです。笑 このアルバ

          IN SOMEWHERE NIGHTS

          walk along the street

          レコーディング用のギターのデータ録りを数日やっていて、昨日も夜中までやってたけど指が痛くなったので明日やろうと思ってそのまま寝た。 それで朝起きたはいいもののまだ指が痛いままだったので、とりあえず散歩がてらコーヒーを買いに年に数回しか行かないけど、お気に入りのカフェに行った。 持ち帰りにして家で作業しようと思った。だけど店員さんの「今日は飲んで行きますか?」って言葉と、天気もいいし窓の前の席で飲んでいくのもいいかと思って店内で飲んで行くことにした。 メイクもしていないしほ

          walk along the street

          10年間。

          10年前の私は高校一年生で、高校に入りたてで仲良くなったグループはなぜか地元のヤンキー的なところに位置する中学の子達ばかりだった。(最初のイメージね。ごめん。) そこにいた一人の女の子がギターをやってて、同じ中学だった子と2人でユニットをやってるって言ってた。女子でギターやってるなんて他に聞いたことなかったから仲良くなりたいなって思った。 その子と話すようになり、よく音楽室に一緒に行くようになった。その時に「奈々絶対好きだと思うから聴いて!」って紙袋いっぱいに貸してくれたC

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          manifold

          一人で活動していた頃、毎回サンプラーを作って配っていました。東京に来て少し経ってたけど、活動をどうやっていくのがいいのかを聞ける知り合いもいなくて、取り敢えず自分の音楽を知ってもらうには、を考えるとそうするしかないのかなと思っていた頃。 サンプラーを配り始めた3年くらい前、Logicを買ったばかりでDTMってのも宅録ってのもよく分からないし、下調べをして実践しようにも用語もさらさら分からない。教本を買ったはいいけど全く読まず、取り敢えず触って覚えていった感じでした。だから未

          manifold

          最近のこと

          5月くらいからなぜか怒涛の毎日で、気づいたら6月、7月、もう明日からは8月らしい。この勢いでどんどん歳をとっていくのかなって思うと一瞬なんだろうな。 先週末、シャーロットのリハで新曲をやり始めて、最近は全員で曲を作り上げてる感じがあって面白い。試行錯誤しながら曲の表情が変わったり、あーバンドって面白いって思う。もっと色を出して行けたらいいな。 その夜は台風だったけど吉祥寺WARPでtheFIXERのアルバムリリースツアーファイナルのワンマンを観に行った。ワンマンとか本当に

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          6月とマリーゴールド

          ブログを書こう書こうと思いつつ、すこーし作詞してたりで言葉をちょっと溜めようとして1ヶ月くらい経っちゃったな。ご無沙汰してます。 まず、6/8吉祥寺WARP、11日の下北沢ERAでの弾き語り、16日の吉祥寺ビールボーイでの弾き語りに来て下さって方、対バンのみなさん、関わって下さった方々ありがとうございました。かなり刺激もらって制作意欲バリバリです。とかいいつつ行き詰まってたりもするけど。笑 最近弾き語りに結構誘ってもらえててすごく嬉しいです! そして昨日動画が公開されたの

          6月とマリーゴールド

          marigold

          I escape from clamor and i breathed I had went somewhere before i found you In a made up story fake smile My heart drifts fluently “This is not end” she said and smile I was just watching drops falling down When a smell of the wind ha

          marigold

          歌のこと

          先日仕事で関わっている中学生の子から、ふるやさんの前でとある歌謡曲を何にも考えずに歌っちゃったのが、今までで一番恥ずかしかったことってカミングアウトされた。 その子はよく私の歌ってる動画をYouTubeで観てくれている。そして本当に上手と褒めてくれる。最初はすごく恥ずかしかったけど、とても嬉しかった。 だからこそ、私の前で歌うのが嫌なのだと。それがショックだったし、とても複雑だった。 そしてその子は絵を描くことも好きだし、とても上手だと思うんだけど、お友達にすごく上手な子が

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