初めてYouTube動画を作ってみて感じたこと
初めてYouTube動画を作ってみた。
前からチャレンジしたいと思っていて、でもずっとどうしたらいいのかわからず手をつけられずにいたものだった。
内容も薄いし声も聞きにくいし、顔を出すのが怖いからVtubeで、5分にも満たない動画をたった1本だけ作ってそのことについて語るのはどうかと思うけれど、もしかしたら、よちよち歩きすらできていない今だからこそ話せることもあるかもしれないと思う。
きっかけは、勉強してきたタロットを副業にするために、先ず自分がどんな人間なのかを知ってもらって信頼してもらう必要があると考えたこと。ただ私は「これまでに1万人を鑑定してきた」とか「幼いころからチャネリングができて色んな人の悩みに答えてきた」みたいな人じゃない。
能力やキャリアがウリにできないなら、諸先輩方と同じことをしてもしょうがないし、そもそも同じだけのことをする力量が足りていない。
先ず一歩目を踏み出さなくちゃいけないのに、どんなふうに踏み出せばいいのかわからない。あまりにも自分がみすぼらしくて見劣りした存在に見えて、きらびやかな上流階級のパーティーに何の肩書もなく私服で入っていくような「あなたなんてお呼びじゃないのよ」と(誰もそんなこと直接言わないのに)誰かに言われているような感じがして完全に足がすくんでしまった。
ただ、ピカイチの専門家、一流の先生の動画だけに常にニーズがあるわけでもない。一歩を踏み出したい人が、同じように踏み出そうかどうしようか迷った人の話が案外参考になるかもしれない。まだ変化の途中で、探求している真っ最中の立ち位置なら、今の私でも話せるかもしれないと思った。
「よし、等身大の私のままで作ろう」と決意した。
そして「一本だけ。ずっと続けなくていいよ。一本だけ作ったら自分に合格点をあげよう。そのあと1~2週間してどうしても嫌だったらチャンネルごと消してもいいから。」と自分をなだめすかした。(これだけ語っておいてもしかしたら動画もチャンネルも1、2週間したら消すかも(笑)ただ、それでもよしという自分との約束なので)
こうして、思考で出てくる不安は思考でつぶした…はずだけれども、次に出てきたのは、理由がつかない抵抗感と恐怖だった。
吐きそうになりながら作成作業をする中で、子供のころの記憶がよみがえってきていた。
野外イベントに行くと、空気で膨らませる大きなバルーンがあり、中でトランポリンのように遊べる遊具がある。当時の私はそのふわふわドームの中に入りたくて、けれども入れないという壁にぶつかっていた。
空気を送りこんで膨らませているからか、ドームの中に入ろうとすると、見えない壁に阻まれるように空気圧に跳ね返されてしまうためだった。
お金を払ってチャレンジするも怖くなって引き返し、帰り道で「ふわふわの中に入りたかった」と言って泣きわめくというということを何回か繰り返して、親を困らせてしまっていた。
見えない壁に阻まれる感じ、未知の場所に入っていこうとするときに必ずと言っていいほど来る思わず「うっ…」となる抵抗圧が、あのときの私と今の私の中で重なっていた。
でもある時、すっとバルーンの中に入ることができた。傍で見ていた親もびっくりしたらしく、成長したあとも何度かその話をしてくれて、私自身もおぼろげに覚えている。
今回はっきりとあの時の感覚を思い出して、どうやって中に入れたんだろうと考えていた。
おそらく、「入ろうとすると必ずあの嫌な感じがくる」(嫌な感じが来ないバルーンはない)ということを学習し、空気圧がかかったときに、圧の方ではなくドームの中を見ていたことじゃないかと思う。
今回、やっぱりやめようか、私にはこんなこと無理なんだよ思ったときに、この幼い私が支えてくれたと思う。本人はただドームの中で遊びたかっただけで、まさか時空を越えて未来の私を助けることになるなんて思いもしていないけれど。
今回の私も、いつか未来の私の心の支えになるのかもしれないなんて思えた。
2023年7月28日 追記
チャンネルの方向性を模索する中で、
こちらの初めて投稿した動画を削除することにしました。
動画のテーマがバラバラだと、
YouTubeにチャンネルの内容が正しく認識されない
ということが分かったためです。
高評価をつけてくださった方、本当にありがとうございました。
その時の私にできる100%で作った動画のため、
稚拙ですがとても思い入れのある動画でした。
引き続き投稿してきますので、よかったら見てやってください。
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