見出し画像

【中小企業にもIT化の流れを!】~ビジネスモデル考察Vol.55~

■背景
一昔前と違い最近はIT化により業務の効率化がされてきている
⇒システムを導入するノウハウやツテがない中小企業はIT化の波に乗り遅れており、未だにその恩恵に預かれていないケースが多い
⇒中小企業でも容易にシステム開発を依頼できる環境を整えたら需要があるのではないか

■ターゲット
・中小企業
・独立コンサルタント等
・フリーランスエンジニア

■ビジネス詳細
・フリーランスのエンジニアがビズリンク・データベースに空き時間やスキルなどを登録
⇒登録したエンジニアにスキルに合った案件を紹介
・中小企業の社長とのツテを持った中小企業診断士や税理士、会計士、独立コンサルタントなどがシステム開発の案件を受注
⇒中小企業からシステム開発の案件を受注した際に、ビズリンク・データベースに登録されているエンジニアを利用してシステム開発が可能
・これらのサービスを用いて、システム導入が出来ていない中小企業に対して容易にシステム提供出来る環境を構築

■フリーランスエンジニアのメリデメ
▷メリット
・自分の隙間時間やスキルに応じて案件を受注出来る
・一般的なクラウドソーシングよりも単価が高い
▷デメリット
・実績を作るまで案件に参加するのが難しい

■独立コンサルタント等のメリデメ
▷メリット
・中小企業から依頼されても今までは提供することの出来なかったシステムを開発することが出来る
⇒必要な分のエンジニアを利用する事が出来る
▷デメリット
・税理士や会計士の場合、システム開発のノウハウがないため、エンジニアを集めるだけでは開発が出来ない
⇒開発を指揮するマネージャーが必要となる

■中小企業のメリデメ
▷メリット
・今までしたくてもノウハウやツテがないために出来なかったシステム導入が出来るようになる
・システム導入だけでなく、導入に合わせた業務の改善を同時に検討してもらえる
▷デメリット
・システム開発の依頼先が企業ではないため、トラブルが発生した際の責任場所が不明確である
⇒システムは数年後にバグが発生するようなケースも多々あるが、その際には対応してもらえるのか不明である
⇒上場しているシステム会社に委託する方がコストはかかるが安心ではある

■事業者メリデメ
▷メリット
・エンジニアの登録数が増える程サービス価値が上がり、実績が増えていく
・プラットフォームの運営であり、リスクが小さい
▷デメリット
・フリーランスエンジニアと企業を繋ぐプラットフォームはランサーズやクラウドワークスなどの他社も構築している
⇒他社のサービスは企業側にシステムのスキルや知識がないと成り立たない仕組みであり、当社はその問題を解決できているため差別化は可能である
⇒ただし、参入障壁は低いため今後似たサービスを提供する競合は発生する可能性がある

■今後の展開・課題
・エンジニアやビズリンカーの登録数を増やしていく
・参入障壁が低いため、今後出てくると考えられる競合との差別化を考えていく必要がある

■考察
・今後エンジニアのフリーランス化は進んでいくと考えられ、当サービスの需要は高まっていくことが想定される
・ITの専門家でない行政書士などがシステム開発の指揮をとれるのか疑問である
⇒紹介料を渡して専門のコンサルタントに仕事を任せた方が良いと考えられる
・HPの作成程度であれば既存のクラウドソーシングでも問題ないと考えられるが、本格的なシステム開発の場合は当社のような取りまとめる人がいるサービスの方が適していると考えられる

■企業
Bizlink(株式会社Growther)

▽参照:FUNDINNO

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?