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【ベランダ】ガーデニング:食品で防虫対策

 ベランダなのでできれば、農薬は使いたくない。そこで、身近な食品で防虫対策。
 前書きが長くなったのでを見たい人は、もくじで飛ばしてください。
 とにかく…ベランダはその植物の原種がすくすく育っていた元々の環境とは違うので一番居心地の良い環境ではない。そこで、ちょっと手間をかけて良い環境に整えてあげられれば…という趣旨です。



前書き(長いです)

 植物は物を言わない。物を言わずに、種を蒔かれれば、条件があった時期に芽を出すし、葉を茂らせ、花を咲かせ、実らせる。そうしたことは自然に起こる、あるいは、成る。実る。
 そういう植物の性格を私たちのずっとずっと昔の祖先は見てとり、生活の中に取り入れてきた。自然が成らせる実を、自分たちが意図して蒔いた種からも、実らせることができる。それは最初は眩暈がするほど、奇跡に思えたかもしれない。そこから呪術が発生したのかもしれない。神に感謝する気持ちも生まれたかもしれない。もちろん偶然や天候や諸々に左右される採取や狩猟にも、同じ気持ちが湧き上がったのだと思うけど。種を蒔き収穫する技術は、一定期間は同じ土地にいなければいけない。少なくとも3ヶ月、半年ほどは。あるいは一年は。だから採取や狩猟の時とは違う、技術や考え方や祈りが生まれたのでは、と思っている。

 種を採取して蒔いて収穫するためには一定程度の環境整備が必要になる。もちろん蒔きっぱなしにして、運を天に任せるだけ、も、ありだ。ただ、それでも、「自分は種をどこに蒔いたかな?」「そろそろ収穫の時期じゃないかな?」と見守る、観察する姿勢は必要だ。

 そうするうちに関心を寄せる頻度が高くなり、観察する時間が長くなる。「こうする方がもっと苗が生き延びるのでは?」「こうする方がもっと葉を茂らせるのでは?」「葉を茂らせるだけではダメでもっと実りを多くするには?」「実を大きくするには?」自分の意図が実現しやすいように、人は選択していく。

それが現在では、農業という技術になり、機械化され、農薬や肥料が整備された、というわけだ。

 んでベランダガーデニング。しろうとが楽しみのために行うものなので、あんまり農薬はかけたくない。肥料もよくない、という人もいる。

あ、前置きを長く書きすぎた。

 とにかく…ベランダはその植物の原種がすくすく育っていた元々の環境とは違うので一番居心地の良い環境ではない。そこで、ちょっと手間をかけて良い環境に整えてあげられれば…という趣旨です。

食品で防虫対策

まずは水スプレーで予防を

 単に水をかけるだけでも、十分に防虫対策になる。
 家のベランダは植物を置くところによって、風はビュービューと吹くけれども、雨は入らない。だけど、風や雨には菌や虫を洗い流す作用が、ある。とにかく我が家のベランダの植物はハダニにヤラレやすい。ミニバラも紫陽花も茗荷も一通りヤラレとる。だから、予防のために、水スプレーを葉裏にたっぷりかける。このスプレーはちょっとお高いけど、アマゾンで買った。一枚一枚の葉裏に確実にスプレーするためには、この長いノズルが必要だった。このスプレーを使い出してからはハダニにヤラレテいない。ヤラレても回復する。


うどんこ病のためには重曹水を

 ミニバラ、バラ科はうどんこ病にかかりやすい。春、必ず一度はかかる。我が家は重曹水が効果があった。見つけたらすぐ重曹水スプレー。
 重曹を500倍から1000倍に希釈、とあるのは重量だと思われるので、グラム単位で測ることのできる製菓用の計りなどあればいいかも。重曹1gは小さじ1/3弱だそうです。


アブラムシにはとろ〜り片栗粉水を

 アブラムシには牛乳を薄めたものをスプレーするのでも効果があるそうだが、牛乳を飲む習慣はないし、匂いが残りそうな気がするので、片栗粉スプレーを使っている。火を通してとろみを付ける必要がある。たくさんできるので冷蔵庫で保存している。一応うちの場合はカビなどは生えていない。保存は自己責任でお願いします。牛乳スプレーのも掲載しておきます。


ヨトウムシ(夜盗虫)にはトウガラシ+ニンニク酢を

 ある日、前触れもなく葉っぱが大きく齧られていて、それでいてイモムシなどの姿は見えない。その場合に考えられるのは、ヨトウムシ。ヨトウムシは蛾の一種で、昼間は土の中で休んでいて、夜みなが寝静まったころに活動する。だから夜盗虫。夜、植物を盗みにやってくる!
 我が家ではヨトウムシに齧られた葉を見つけたら、夕方から夜にかけてトウガラシ+ニンニク酢をスプレーする。しなければ、多分その株は全滅だろう。今はなんとか新芽は齧られずに済んでいる。

 

アゲハの幼虫はピンセットで

 春の木の芽を期待して、苗木から育てた山椒がある。ミカン科の植物にはあっという間にアゲハが飛んできて、そのうち幼虫が発生する。そして、山椒は丸坊主に。水やりするときに、幼虫を見つけたら、割り箸などで摘んで捨てている。

防虫ネットもありかも

 うちでは使っていないが、防虫ネットも予防に効果があると思う。
うちのベランダは風が吹きすぎて、飛ばされる危険があるので使えない。
百均とかでも売っていたように思います。

コンパニオンプランツは家のベランダでは無理だった

 ベランダが小さいのでメインの苗+コンパニオンプランツにできるような大きなプランターを置くことができない。畑で栽培するのであれば、効果があるのだと思う。


番外:アリメツ

 コバエとは共存できるけど、アリはよろしくない。アリメツの出番だ。天然成分だけで作られているし、よく効く。翌日にはアリたちはいなくなっている。大量発生している通り道に少量垂らしておく。
 植物にたかるコバエは食品にたかるコバエとは別物なので共存できる。だけど、アリはうちに入ってくれば糖分のあるもの、砂糖などを食害する。また一度、部屋に置いてあるにも関わらず、パキラの鉢になぜだかアリが巣を作ったことがある。部屋から出して隔離することで対処した。そういうわけで、ベランダにアリが大量にいるようであれば、駆除させてもらっている。


ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
また、適宜ベランダガーデニング情報などを発信しますね。

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