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「cakesクリエイターコンテスト2020」「入選」によせて

短編小説『3時43分』が「cakesクリエイターコンテスト2020」で入選しました。みなさまありがとうございます。


未だに信じられませんが、受賞はやはり嬉しいものですね。

受賞


今回の受賞をキッカケに作品を読みに来てくださった方も多々いらして、何よりもそれが一番嬉しいです。最後に読み手の想像力の助けを借りて完成する小説ですから、やはり、いくつかの完成がそこで誕生したのかと思うと嬉しいのです。

【今回の作品について】

さっきまでと同じ場所のはずなのに、ある一瞬を境にその場所が今までとは全く別の場所に変わってしまった。そんな感覚に襲われた経験が何度かあります。

一体何が起こったのか? あたりを見回しても分からない。人々は何事もなかったように普段と変わらず過ごしている。それでも僕はその時、何かが終わり、また同時に始まったように思えました。

季節の死、時代の死、一つの価値観の死。そしてそこから始まるあらたな生。

日常、絶え間なく起こる変化。分かりやすい変化と分かりにくい変化
。目に見える世界と見えない世界。

そんなものを今回の小説に込めてみました。

【今後の意気込みなど】

書き続け、なるべく沢山作品を残す。これに尽きるかなと感じています。
より自分の思い描いた世界の解像度をあげられるよう、的確にピントを合わせられるよう、精進したいと思います。


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