アフリカ情勢報(10月23日)

ナイジェリアでの同性愛問題

ナイジェリア北東部にて、同性婚のパーティを主催したとして70人以上の若者が逮捕された。

当該イベントはゲイである2人の婚約を祝うものであったが、結果的に男性59人、女性17人の若者が拘束される事件となった。ナイジェリアでは今、LGBTQ +に対する弾圧が相次いでいる。

同国では2014年に同性結婚が違法とされ、懲役14年の刑が科されるなど重罪となっている。

8月にも南東部で同様の結婚パーティーが催されたために100人以上が拘束され、人権団体のアムネスティインターナショナルから抗議が行われた。

当該地区のゴンベ州はムスリム人口の多い地区として知られており、連邦司法制度、州法と並行してシャリーア法(イスラームを根源とする法体系)が採用されている。そして、シャリーア法での同性愛関係は死刑が宣告される。

NSCDC(ナイジェリア治安当局)の報道官は、当該事件がシャリーア法が適用されるのか、通常法に則るのか明らかにしていない。


参考

https://jp.reuters.com/article/nigeria-gay-party-idAFKBN31N1CJ

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