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17歳最後の日に聴くNUMBER GIRLと、私の世界終末時計。

2022/11/17。私の誕生日前夜。

そして私のnote初投稿から1年である。

1年前の今日、初めてnoteに投稿したのもナンバガの話だったっけなあ、と思い返す。

1年前の私は、「またひとつ、若さと青さを棄ててしまうんだなあ」とか、一丁前に偉そうなことを書いていたような気がする。

まあ、表現が少し壮大なだけで言っていることは間違いではないんだけれど、少しだけ恥ずかしくなる。

明日にはもう18歳になってしまう。

子供ではなくなる日も近くなる。

NUMBER GIRLを聴きながら、いつかこの、若さゆえの感受性も衝動も、NUMBER GIRLに底知れぬ胸の高鳴りを感じられる今の感性も失くしてしまうのかな、と独り思う。

私にとっては、世界終末時計が少しずつ針を進めている気分だ。

そんな大袈裟な、と思うかもしれない。 

でも、文章を書く私にとっては、大人になることであらゆる感情のアンテナを失うことが死ぬより怖いから。わたしにとって、今見ている、感情とそれらを揺さぶる全ての事象は世界に等しいから。

だから、歳を重ねることと世界が終わる日へのカウントダウンはイコールで結びついている、と勝手に思っている。少なくとも、私は。

つまらない大人にはなりたくないな。
心の奥底で、無邪気で純粋な子供の魂を、いつまでもどこまでも持ち合わせていたいな。

これから何度歳を重ねても、NUMBER GIRLやら太宰治やら初音ミクやらを素直に言える心を抱きしめていたいな。

10年後も20年後も、その先も、死ぬまでずっと。

そう思うのが例えわがままだったとしても。

いずれ私たちは、各々思うところあれど、否応なしにやって来る明日に手を振るしかないから、今日も誰もが、『自分』をやるんだと思う。

だから、私は明日、またひとつ歳をとる。

18年間生きていて、辛いことや苦しいこと、悲しいことは数え切れないほどあったけれど、今を生きてこんな風に考えを巡らせられるのならば、今までもがきながらも生きていてよかったな、と月並みの言葉ながら思う。

そんな誕生日前夜だ。


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