ciel1208

60歳。3人の子たちは自立。60代後半の、退職後の方が忙しいやさしいオットと、15歳の…

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60歳。3人の子たちは自立。60代後半の、退職後の方が忙しいやさしいオットと、15歳のはゆ(猫:ソマリ♀)と都内にくらす。実家は北海道。映画・本・編み物・ランニング・自転車・ドライブ等と多趣味。興味のあるとこには、臆さず行く主義。今は山登りが好き。百名山をぼちぼち登っている。

最近の記事

鳥海山は大変だった その2(長い)

 登山当日。3時半起床、5時前に登山口到着。快晴だ。広々とした駐車場はまだ数台しか停まっていない。  鳥海山は、急峻なところは少なく歩きやすいのだが、なにせ長いのだ。コースタイムで往復9時間はかかる。頂上の小屋で一泊すると楽なのだが、私はもう結構いろいろ登っているし、夫は1日おきに15キロ走るーという歳のわりには、動ける人なので日帰り行けるだろうーと踏んだのだった。  朝陽であたりがキラキラしている中、最初はアスファルトの急登でおののくものの、そのうちに歩きやすく整備され

    • 鳥海山は大変だった その1

       基本上り坂を登らなきゃならないので、大変じゃない登山なんてあんまりないのだけど、鳥海山は長かった。そうして今回は相方に辛い思いをさせてしまったのが、心痛かった。でも天気は最高で、湖や山並みや崖や岩、花々など、見どころたくさんあったりして、心千々に乱れる山行であった。  雨飾山から二週間後、かなり前から計画していたオットとの旅行に出た。鳥海山と月山に登ろう、最後の夜はちょっといい所に泊まろうーそんな計画。  8月23日新幹線・特急いなほと乗り継いで、昼過ぎ酒田市到着。東京

      • 雨飾山への旅 その2

         さて登山当日早朝である。Kちゃんより30分遅く起きた私は、Kちゃんより30分早く支度が終わっていた。彼女はいつも荷物が多いのだ。わかっている事なので、のんびりと待つ。その荷物に山中で助けられた(花粉症で大量の鼻水が出てしまった時に、彼女がボックスのないボックスティッシュを持ってきていて、大変助かった)事もあるのだ。立山室堂のお風呂で、彼女がふつーのお風呂セット(ボトルのシャンプーとかは入っていないけど、あのプラスチックのカゴみたいなの)を持っているのを見た時はさすがに驚いた

        • 雨飾山への旅 その1

           ご無沙汰である。前回の八甲田から一年が経ってしまった。もちろんちょこちょこ山は行っている。 7月末にはオットと八甲田山再訪もした。一度登った山は多少気楽に登れて、前回とは違う楽しさがあった。  その翌日に行った奥入瀬渓流が素晴らしかった。  奥入瀬渓流は高校の修学旅行で来て、団体で歩きながら"あぁここはもう一度ゆっくり歩きたいなぁ"と思ったのを覚えている。大体がぼんやりとした学生時代だったのだけど、この時の印象はなんだか強く残っていた。そこをもう何十年も経ってオットとの

        鳥海山は大変だった その2(長い)

          岩木山と八甲田山 のんびり東北旅  ④

           昨年9月の旅、やっと最後だ。 書いている今は翌年の3月。花粉症真っ盛りで、薬を飲んでいても結構な症状に悩まされる日々。加えて、昨日やったたった5回の(しかも膝をついた)腕立てと、今朝やった(鉢にパンパンになったユーカリの)植え替え(ぜんっぜん抜けなくて、スコップ片手にぎゅうぎゅうがしがし。とっても大変)で、すっかり首をやられた(動かすとすげー痛い)午後である。  ロボットみたいに静かに動作を制御しつつ、鼻をかみ、PCのキーを打つのである。       **********

          岩木山と八甲田山 のんびり東北旅  ④

          岩木山と八甲田山 のんびり東北旅  ③

           "できた! 今回は早くできた! アップしよーー。あれ、ハッシュタグがちゃんと出てない。アップし直そうか。下書き残っているだろうしな。えい!"と削除ボタンをぽんと押すと、どこにも下書きは残っていませんでしたとさ。  noteー! noteよー、書いてる間はあんなに下書き保存してくれてたのに。。。削除ボタン押す前に大丈夫か?!とか聞いてくれんかのー。下書きもなくなるよーって教えてくれんかのーーーー!!! はい、怒りの放出は終わり。書き直します。やり直します。  9月19日(

          岩木山と八甲田山 のんびり東北旅  ③

          岩木山と八甲田山 のんびり東北旅 ②

           新しい年になってしまい、はや一月も終わりになりつつあります。ここからまた早いんだろうなぁ。でも1日1日、一山一山楽しみたいと切望しとります。   さて続き。東北旅二日目は八甲田山。弘前のホテルを7時に出て、登山口のある酸ヶ湯温泉に向かう。快晴の中、小一時間で到着。今宵の宿はこの酸ヶ湯温泉旅館なので、楽ちん。この日は日曜日なので、駐車場はほぼ満杯。なんとか停めて身支度をする。では出発。  八甲田山というと、あの明治に起きた雪中行軍遭難事件を思い出されて、なんだか暗く大変な

          岩木山と八甲田山 のんびり東北旅 ②

          岩木山と八甲田山 のんびり東北旅 ①

           9月中旬、今度はオットと東北へ。旅は続く。 数ヶ月前オットが、"9月に休みが取れそうだ"というので、"百名山行くわよー"と、企画立案。"温泉さえあれば、どこでも行くよ"というオットと、私の希望にぴったりの旅程を考えた。それは東北! 結果ほぼ予定通り旅は進み、山に登っては温泉、また翌日も登って温泉、ちょっと美術館にもーというなかなか充実した三泊四日の旅となった。  17日土曜日、それぞれザックにコロコロという出で立ちで新幹線に乗り込み、新青森駅に向かう。びゅーーん。後半

          岩木山と八甲田山 のんびり東北旅 ①

          常念岳!!!(ヒャクメイザン60コメダヨ)

           気がつくと、もう年の瀬と言われる季節に入って慄く(おののくと読む。知らない漢字は調べずにいられない文系だ)。まだ書いていない山登りの件がいくつか残っている。大物はなんとか年内に書き終わりたい。すごい楽しかったから、書いておきたい。  前回の空木から戻って、足裏のぶよぶよ(ぶよぶよになっちゃったのよ)も治った頃、山行のお誘いのラインが入る。昨年北アルプス縦走で知り合い、その後黒斑山や燕岳に一緒に出かけたHさんからだった。北アルプスで彼女と一緒だった2人のお仲間と山行計画中

          常念岳!!!(ヒャクメイザン60コメダヨ)

          いろいろありすぎた空木岳(うつぎだけ)登山②

           さて二日目。核心はこの日なのである。 3時過ぎ起床。夜はあまりうまく眠れず、初めてのシュラフとエアマットのせいか酔ったみたいに、胸が気持ち悪い。胃薬飲んで4時半出発。寒くてありったけのもの(レインウェアも)を着込んで、まだ暗かったのでヘッデンもつけて出発。なんだか本格登山みたいだ。 小屋前からの朝焼け。  玄関先で白シャツのお兄さんと一緒になり、ご挨拶。彼とはこの日後半で苦楽を共にする事になる。 20分後稜線に上がり檜尾岳に着く頃には、ほかほかになり、着込んだものをあら

          いろいろありすぎた空木岳(うつぎだけ)登山②

          いろいろありすぎた空木岳(うつぎだけ)登山①

           トムラウシでちょっぴり自信をつけた私は、二週間後またオットが仕事でいない週末に、1人山に行こうかと画策する。以前一度計画して行きそびれていた中央アルプス最高峰 木曽駒ヶ岳がいいんじゃない?ロープウェイで結構な高さまでびゅーーんできるし、なんなら隣の空木岳も行ってしまおうかしら、あら両者の間に可愛い小屋があるわね、ちょっと連絡してみたら、、、空いてるわね、、。二日で二つ登れるのは楽しいな、、。まずはロープウェイで上がって、2時間で木曽駒頂上。そのあと稜線歩いて4時間で檜尾(ひ

          いろいろありすぎた空木岳(うつぎだけ)登山①

          トムラウシ来たーー!

           当初はなんでもだらだら書いてやろうと思っていたのに、すっかり登山ブログ化している我がnote。山楽しいから仕方ないねー。  生まれも育ちも札幌、10年程前に東京に越したものの、住んでいた家を実家近くにまだ所有ーという元道民な私。ここ数年かけて、父と共に出かけ北海道の百名山はほぼ制覇してきた。かつて道内あちこち登っていた父は今でこそ登らないが、北海道のいろいろに詳しく旅の心強い道連れであった。利尻も知床も一緒に行った。だが彼も80歳を越え、遠出は大変になってきたので、今回は

          トムラウシ来たーー!

          武尊山(ほたかやま)の岩登り

          燕岳から帰ってきた翌日、Kちゃんからラインがきた。Kちゃんについては ↑この記事参照である。7月連休あたり休み取れそうだから、山に行こうとのお誘いだ。お誘いが続いて嬉しい限り。ちょうどオットも18日休みだと言うので、17日から一泊で3人で(オットとKちゃんも仲良し)どこかーと考える。 木曽駒ヶ岳とか思いつくも、ロープウェイの並びがすごい事になりそうなので、却下(が、一ヶ月後並ぶ事になるんだな、これが)。ふーんと部屋の百名山のれん(今まで登った山のバッチを貼り付けてある

          武尊山(ほたかやま)の岩登り

          みんな大好き燕岳 ②

          その後無事トムラウシ山制覇し、爽やかな北海道から灼熱のトーキョーに舞い戻っている。トムラウシ登山は、それはそれはしんどくも素敵な旅だった。快晴の山は美しく奥深く豊かな色彩に彩られていた。このままいろいろ書きたいのだけど、燕岳の後半部も素晴らしかったので、続きを。  荷物を小屋に置いて、すぐそこ(に見える)の山頂に向けて歩き出す。昨年歩いた裏銀座の稜線を左手に、安曇野の街を右手眼下に眺めながらの空中散歩だ。 可愛いのがそこら中に満開。 可愛いのを撮るところを撮っても

          みんな大好き燕岳 ②

          みんな大好き燕岳 ①

           北アルプスには"表銀座"と"裏銀座"と言われる二列になった稜線があって、縦走が楽しそうだーくらいの認識しかないまま、昨年いきなり思い立って、1人裏銀座縦走をやってみた。↓その時の記事。  急登を登り一晩休んだ山小屋を後にした早朝、晴れた稜線を歩き始めると、隣の山並みに"表銀座"の名峰燕岳が見えた。"きっと今頃向こうからもこっちを見ているんだろうな、いつか登りたいな、素敵な山小屋があるらしい、登る途中でスイカが食べられるらしい、、、"ふーふーと野口五郎岳をめざして歩きなが

          みんな大好き燕岳 ①

          甲武信ヶ岳

           引き続いて登山。どんどん調子に乗っていこうと思う。"命短し登れよ老年"なのだ。  6月11日の土曜日オットが山梨で仕事があり、朝愛車を駆り出して一緒に出発。昼で終わりすぐトーキョーで次の仕事の彼を、甲府駅まで送り、1人市内ぷらぷらして、夕方にさらに小一時間ドライブをして、甲武信ヶ岳登山口近くの宿に素泊まりして翌朝登山するーという企画である。  甲武信ヶ岳は、東京から近い西沢渓谷から入るルートだと結構な登りを5時間以上行かねばならず、小屋やテント泊推奨の山だ。いろいろ調べて

          甲武信ヶ岳