見出し画像

フランスの7月②革命記念日7/14

毎年7月14日午前、フランス人はシャンゼリゼに行くかテレビの前に座る。のではないかと思われる。

人混みが好きでない我が家は、テレビ前の一択。

一年で唯一パリ上空を飛行機が飛ぶ日であり、各国の首脳も参加し、シャンゼリゼを闊歩するパレードは美しく、安心してフランスを誇らしく思える日なのだ。

では、その誇らしい瞬間をいくつかご紹介します。

三色旗と言い、凱旋門と言い、美しいですよね。

ナポレオン1世、フランスに凱旋門をありがとう!
あなたは生きて通れなかった門ですが、あなたの名は永遠に記憶されるでしょう。

軍事パレードに選ばれるのは名誉あること、どれほどか誇らしいことでしょう。軍服で待機し、長いシャンゼリゼ大通りを乱れずに歩くのは、たいへんそうですけれど、家族も全国民も世界からも晴れ姿を見守られています。

犬もパレードに参加します。たまーに言うことを聞いてない風の犬がいて、見つけると愛おしい気持ちになります。

7月14日は、各地で花火が打ち上げられます。
フランスでは、個人が勝手に花火をすることはできず、花火大会も簡単に開催できません。
1日中お祭り気分の、特別楽しみな日と言えるでしょう。

7月14日のセレモニーは各国のフランス大使館や、フランス中の大きな市でも行われます。

アリエ県ムーラン市でもパレードが行われました。
こちらは午後から。

制服をお召しになった県知事のスピーチでセレモニーは締めくくられます。

県知事、あるいは準知事が制服を着てセレモニーに出る場合、その人がその場での国家の代表です。
国家代表の後に誰かがスピーチすることは認められていません。
ちゃちゃを入れられてはいけませんからね。

国の権威を守る工夫、いろいろされています。

7月14日が終わると、フランスは本格的なバカンス。
8月末までは、いつも以上にも物事が滞ります。

このバカンスぶりについては、フランスの8月でご紹介します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?