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「コミュニティ通訳」は、多文化社会のコミュニケーションをはかるサポーターでありコーディネイターである

いざ、ホームページを作成しようとすると、どのくらいの言語の外国語訳を載せようかと考えてしまいました。

わたしたちの事務所のネットワークでは、通訳をお願いできる方は、英語、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、タイ語、タガログ語、インドネシア語、ネパール語など、多岐にわたっています。

みなさん、いわゆるプロの通訳ではありませんが、外国人が日本で生活するうえで、困ったことや、行政上の手続きで上手くいかないときに、力になってくれる方ばかりです。

最近は、自治体の窓口でも、多言語通訳が利用できることが多くなってきました。実際に、わたしも、そのような窓口に外国人の方と一緒に行ったりもしました。でも、その時に、なんとなく違和感を感じたのも事実なのです。

窓口の役所の人は、外国語を通訳してくれる人に対して、日本語で、べらべらとしゃべった後に、

「それでは、今のところ、通訳さん、お願いします」

となるわけですが、言っては何ですが、日本人のわたしが聞いても、よくわからない説明を、通訳も通して説明したんだからとドヤ顔されても?…ね。

もちろん、異文化の者同士、多言語でのコミュニケーションが難しいのは百も承知で言うのですが、その人になんとかわかってもらいたい、力になりたいという思いがないと、結局は届かないのではないでしょうか。

その意味では、奥脇行政書士事務所の多言語通訳は、日本人も外国人も、多文化共生社会のサポーターであり、コーディネイターと言える人ばかりです。わたしの説明についても、「わかりづらい」とか、「使えない行政制度だ」とか、はっきり言ってくれる人たちばかりで、本当に勉強になります。

というわけで、まだ始まったばかりですが、「コミュニティ通訳」という概念が少しでも広がればいいなと思っています。

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