知らなくて良い

 「あなたって本当にいつも楽しそうで良いね。」
君が僕に呆れ気味に呟いた言葉
本当は今すぐにでも消えてしまいたい
僕に向けられた言葉

 「死にたい」って何度打ち込んだことか
「消えたい」って何度夜空に問いかけたことか
朝目が覚めるのと同時に何度涙を流したことか

 君と一緒にいると心が洗われて透き通るんだ
もっと君を笑わせたいって思うんだよ
いつもは笑い方を忘れている僕が
君は知らなくて良いんだ
1人でいる時の僕の顔なんて
馬鹿みたいにはしゃいでいる僕だけ見ていれば良い
いつだって

 残りの時間を思うと絶望しかなくて
明日のことなんて考えたくなくて
こんな僕が恋愛をする資格なんて
本当は無いんだろうね 君には悪いと思ってるよ

 だからとにかく君の前では明るく振る舞った
君には僕と同じような気持ちを知らないまま
幸せに生きていて欲しいから

 

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