ジソン

空から舞い降りた輝きのようなあなたへ。

ジソン

空から舞い降りた輝きのようなあなたへ。

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1番幸せな2人

 嘘なんかじゃなかったんだ 君の幸せを何よりも願っていたことは 証拠なんてそんなものは 今の僕のこの有り様で充分だろう  頑張れば頑張るほど遠ざかるように感じる 笑ってほしいはずの君がまた 僕のせいで暗い顔をする  「私はあなたが幸せならそれが幸せなの」 そんなこと言わないでよ 僕は自分を大切にすることが1番苦手なんだから 理不尽な罰なら黙って受け入れるけど 前触れのない幸せは怖くて突き放してしまう  「僕は幸せだ」と何度言っても 「そうじゃない」と不機嫌そうな君  

    • 君から始めてほしいなんて

       今日も君は僕が好きな君だった それだけで本当に満足なの? 分かってるんだって 僕はもうこんなんじゃ物足りないってこと  君の後ろ姿じゃなくて君の横顔を見て歩きたい もっと焦らないと 君は手遅れになってしまうかもしれないのに  同じ日々を繰り返して 自己満足で終わっているようじゃ いつか君を見る度に苦しくなるだろう 君は待っていてくれないんだから 僕がここで立ち止まって君を見ている間にも 君は前に進んでいく 時も流れていく  今日も明日もきっと来年も 僕は君を想っている

      • 止まらない足音

         君に好かれようとすれば嫌われるだけなのに 僕が君を諦めようとすれば 突然君の方から寄ってくるのはなぜ?  もう終わりなんだと落ち込んで帰った次の日 今までで1番の笑顔で話しかけてくる君 ずるいんだよ  僕の気持ちがこんなに大きなことも知らないくせに  何度も嫌いになろうとしたんだ だけど僕は君の全てが好きだった 夢に出てきても話しかけられないほど 大切で特別な人だった 僕だけを見てほしいなんて 口が裂けても言えないけど 僕は君さえいれば地獄でだって幸せに生きられるよ

        • 幸せな過去に苦しむ今

           まさか忘れたわけじゃないだろう たとえ君にとっては一瞬だったとしても 僕のことを世界で1番愛していた時間があったことを  トラウマになって人間不信になりそうだよ 僕は真剣に君と向き合っていたのに 突然君は消えて  まるで今までの夢のような日々が幻のように崩れた 昨日と今日で全く違う世界を生きているみたいだ  あの笑顔は嘘だったのかな あの言葉も僕を操るための道具だったのかな 僕の幸せでしかなかったはずの思い出が 今では僕を苦しめる原因にしかならない 過去は何一つ変わって

        1番幸せな2人

          知らなくて良い

           「あなたって本当にいつも楽しそうで良いね。」 君が僕に呆れ気味に呟いた言葉 本当は今すぐにでも消えてしまいたい 僕に向けられた言葉  「死にたい」って何度打ち込んだことか 「消えたい」って何度夜空に問いかけたことか 朝目が覚めるのと同時に何度涙を流したことか  君と一緒にいると心が洗われて透き通るんだ もっと君を笑わせたいって思うんだよ いつもは笑い方を忘れている僕が 君は知らなくて良いんだ 1人でいる時の僕の顔なんて 馬鹿みたいにはしゃいでいる僕だけ見ていれば良い い

          知らなくて良い

          君の前では消える僕

           「もう2度と顔も見たくない」なんて よく簡単に言えるね  君は心を悪魔にでも売ったの? 確かに今の君は特別な何かを持ってるみたい 大嫌いなはずの君から目が離せない  突き飛ばされたって 蹴られたって 僕は何故か君から逃げられない 「僕を捨てないで 何でもするから」 僕の中の誰かが勝手に口に出した  また奪われる 使われる 都合よく利用される 僕の意思なんか関係なく 僕は嫌なんだ 君のことなんて嫌いなはずなんだ それなのに僕の中の誰かが喜んでる  今日はやけに身体中が痛

          君の前では消える僕

          僕の理想の大正解

           今更だけど言うよ 正直ダメ元だったんだ 君に声をかけたときの僕は 君は僕の理想型で日に日に魅力的になって いつ誰が君に告白してもおかしくないくらいだった  ほらまたここも違う そこも違うって 勝手に周りの人を君と比べて 君はただ生きてるだけで 僕の中で勝手に価値が上がっていった 人生を何回やり直したって君以上は望めないよ  友達はみんな信じられないって言う 家族は騙されてるんじゃないかって言う 君と僕が並んで歩けば みんな君を見て その後に不思議そうに僕を見る  同じ

          僕の理想の大正解

          数字の奥の希望

           僕の手元には何も残らなかった あんなに毎日必死に生きていたはずなのに 君に贈った僕の想いの数々も 君は迷わず灰にしてしまっただろう  認めたくないけど 君しかいなかったみたいだ もう自由なはずなのに 誰もよく思えない 君の存在が僕を強くしていたみたいだ 受け入れたくないけど今の僕は本当に弱い  風が吹いただけで 僕は飛ばされてしまいそうだ いっそのこと遠くまで飛ばしてみろと 言ってしまいたくなるほど 優しい言葉でさえ 僕は傷ついてしまう 耐えられないよ 1日がこんなに長

          数字の奥の希望

          いらない

           もしも今あの扉からあいつが現れて 君の手をとって 君の目をまっすぐ見つめて もう1度やり直そうと真剣な態度で君に迫っても  君はすぐその手を振り払って  あいつの前で僕の手を強く握ってくれるのかな 「あなたはもう過去の人」と 迷わず言ってくれるのかな  怪我の直後は誰だって  どんなに強がりが上手い人だって 痛いものさ 温もりを求めたくなるものさ だから君も僕のところに来たんだろう 分かってるよ 僕は君の1番なんかじゃないってこと それなのに君は本当に簡単に大袈裟な言

          いらない

          ゆっくりと取り戻す

           これが最後の恋なのかなんて知らない たとえ僕にとってそうでも君は違うかもしれない 僕はもう叱ってもらえない大人だから 自分で選んで 自分で責任を取るんだ  またメッセージを送る 恋人でも友達でもない よく分からない関係の君に 既読がつく瞬間を見るのが どうしても怖くて 僕はすぐ電源を消して目を瞑った  過去なんて知らない 僕には関係ない もう1度やり直そう きっと上手くいくから しつこいって怒るくせに ブロックしない君は わざと無視せずにすぐ返事をくれる君は きっとまだ

          ゆっくりと取り戻す

          落ち込み上手

           夢の中でさえ振り向いてくれない君が 現実で相手してくれるわけないのに 遠くに君を見つけた僕はまた胸をドキドキさせて 何も言わずにすれ違って1人で溜め息をつくんだ  君はきっと知らないだろう こんなに近くにいる人が こんなに君のせいで悩んでること 夜も眠れていないこと 頭の中にずっと君がいるんだ  誰にも言えなくて 1人で悩んで 君が気になってること 君が好きだってこと   言えないまままた雪が降ってきた 嘘か本当かも分からない噂で一喜一憂して 何の変化もない僕に少し焦る

          落ち込み上手

          落ち着かない日々

           どうしたら分かってもらえるのかな 僕がどれだけ君を大切に想っているのか 君のせいでどれだけ頭を悩ませているのか 触れようと思えばすぐに触れられる距離に居る 今だって  誕生日でも記念日でもないけど 僕は君にプレゼントを買って帰って来た 仕事で疲れて1秒でも早く眠りたい帰り道だって 君のためなら寄り道なんて容易いものだよ だけど君は眠っていたから枕元に置いておいた  お返しなんて求めてないよ ほんの少しだって君の負担にはなりたくないんだ ただ僕はいつだって不安なんだ 幸せ

          落ち着かない日々

          憧れの夜空には月が見える

           君に出会えて良かったと思ってるんだ だけど聞きたいことがあるんだ ひとつだけ どうして僕の前に現れたの? 現れなきゃいけない理由でもあったの? 僕は今こんなに苦しんでるのに    生まれてきたことさえ後悔していた僕を こんなに喜ばせたのは褒めてあげるよ でも今の僕を見てみてよ あの時以上に空の星に憧れを持ってるだろう?  初めから僕のものになる気が無かったんなら 初めから僕の前に現れなければ良かっただろう? なのに君はあんなに綺麗な顔をして 泣いている僕の前に突然現れた

          憧れの夜空には月が見える

          失いたい

           こんなにも辛くなるんなら 息ができない 心なんて最初から要らなかった 胸が苦しくて夢の中に逃げることさえできないよ 幸せなんて知らないままで良い 今の僕を癒せる幸せなんて存在しない 感情なんて無くていいんだ いっそのこと何もかも捨ててしまいたい  初めて君を見た瞬間に 死ねたらどれだけ幸せだったんだろう 君に殺されたら痛みだって感じないよ 君に目を奪われたまま 毎日心臓が痛くて死にそうだよ 苦しくて1人きりで馬鹿みたいに悶えてるよ 別に君のせいって言ってる訳じゃないけど

          失いたい

          目を見て伝えたい

           何から言えば良いんだろう  ごめん、ちょっと待ってくれるかな? 頭の中がごちゃごちゃしてるんだ 息の仕方さえ 声の出し方さえ 忘れてしまいそうで焦って慌てる僕  得意だったことも 君の前だと苦手になるんだ 体温が急に上がって血液まで熱く感じるんだ もしかしてもう気付いてくれたかな? 要するにそういうことだよ  僕が君に声をかけることが どれだけ勇気のいることか君は知ってる? ドキドキで震えた僕の声と体と心 君は知らないだろう 僕はやっと1歩を踏み出したんだ 君の方へと大

          目を見て伝えたい

          忘れて 忘れないで

           僕のことは忘れてって 何度言ったら分かるんだ 今もこうやって返信してしまう僕が悪いのか 君は僕よりも頭がよかったはずなのに 別れた瞬間 急に物分かりが悪くなったみたいだ  毎日同じ文面を少しだけ変えて送ってこないでよ 今の僕の現状なんて 君に教える義理はもうないから 1つだけ良いことを教えてあげようか 君からのこのメッセージが無くなれば 僕はもっと幸せになれるよ  早く僕の連絡先なんて消せば良いのに 僕が既読をつける度に 少し可能性を感じるんだろ? 返信が来れば 可能性

          忘れて 忘れないで