目を見て伝えたい

 何から言えば良いんだろう 
ごめん、ちょっと待ってくれるかな?
頭の中がごちゃごちゃしてるんだ
息の仕方さえ 声の出し方さえ
忘れてしまいそうで焦って慌てる僕

 得意だったことも 君の前だと苦手になるんだ
体温が急に上がって血液まで熱く感じるんだ
もしかしてもう気付いてくれたかな?
要するにそういうことだよ

 僕が君に声をかけることが
どれだけ勇気のいることか君は知ってる?
ドキドキで震えた僕の声と体と心
君は知らないだろう
僕はやっと1歩を踏み出したんだ
君の方へと大きく
他の人と君は何もかも違うんだよ
今から理由を教えるから

 君の家は空の上にあるんだよね?
着ている服は天使が作ったんだよね?
星のかけらが乗った料理でも食べてるのかな?
冗談じゃないよ 本気で言ってるんだよ

 君がこの世の人なんて言われても信じられないよ
もしもどうしても本当って言うのなら
僕がこの世の人ではないんだろう きっと

 今まで何回すれ違ったか覚えてる?
その時の状況を覚えてる?
君にとっては何気なかったその瞬間も
僕にとっては人生の大イベントだったんだよ

 僕が生きていてよかったと
本気で思わせてくれた大切な人
夢の中でさえ僕の心を奪ったたった1人の人
僕と付き合ってくれないかな?
震えた小さな声が聞き取りにくいなら
君の返事が聞こえるまで何度だって言うよ
ずっと前から好きだったんだ
だから付き合ってほしい


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