知らなくて良かった感情

 君に出会ってから僕の人生はめちゃくちゃだよ
責任をとってほしい 
僕のものにならないなら 誰かのものになるなら
初めから好きにならなければ良かった
人間以外に生まれたかった

 嫌いになろうとしても 忘れようとしても
それでもやっぱり好きなんだ
君を知らなければ 感じなくて良かった感情ばかり
でも出会わなければ良かったと思ったことは無いよ

 君以外の人ではもうときめかなくて
どうしても君が良くて 
代わりなんていないよ 君しかいないよ
こんなに想っても何も叶わないなら
僕が生きてる意味なんて無いのと同じなのに

 世間はこれを一目惚れと呼ぶらしい
現実でも本当にあるんだね
君と目が合ったその瞬間に
僕は物語の主人公になった気分だ
だけどそんな幸せも一瞬で終わって
手に入らない物を欲しがるだけの痛い奴になった
「諦めた」って何度口に出したって
心は正反対の方向を向いて耳を塞ぐ

 僕はこれから一生 1人で生きていくんだ
これが現実だと受け入れよう
僕が見えないどこかで 僕が知らない人と
君が一緒にいるこの世界で

 涙が止まらなくても 胸が引き裂けそうでも
どんなに死にたくなっても 
僕は1人で生きていかないといけない
息をしないといけない
君の存在を知らない僕なら
もう少し強く生きられたはずなのに

 あの時に戻れるなら やり直せるなら
僕は目を閉じるだろうか
だけどそうはしないだろう
どんなに苦しくても 胸が痛んでも
出会わなければ良かったなんて
思ったことは1度もないよ

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