数字の奥の希望

 僕の手元には何も残らなかった
あんなに毎日必死に生きていたはずなのに
君に贈った僕の想いの数々も
君は迷わず灰にしてしまっただろう

 認めたくないけど 君しかいなかったみたいだ
もう自由なはずなのに 誰もよく思えない
君の存在が僕を強くしていたみたいだ
受け入れたくないけど今の僕は本当に弱い

 風が吹いただけで 僕は飛ばされてしまいそうだ
いっそのこと遠くまで飛ばしてみろと
言ってしまいたくなるほど
優しい言葉でさえ 僕は傷ついてしまう
耐えられないよ 1日がこんなに長く苦しいなんて

 どんなに酷い悪口だって
僕を傷つけることはできなかった
君が僕から離れてしまうことに比べれば
「死ね」って言われたって僕は笑えたよ

 家に帰れば顔も忘れてしまうよ他の奴らなんて
僕は君さえいれば他に何も望まなかった
誰も直視できないような辛い出来事だって
僕にとっては些細なことだったんだ

 約束は守るからさ 連絡はしないからさ
待ち受けは君のままで許してくれる?
あんなに僕のことを傷つけて去って行った君を
今でも生きる糧にする僕はどうかしてるね

 「その人は誰?」と聞かれれば何て答えようか?
考えれば考えるほど 現実が突きつけられる
「もう顔も見たくない」と言われた君のことを
悔しいけど見続けるそんな毎日だよ

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