転職は難しい?と聞かれたので、4回の転職経験の流れとアドバイスを簡単に…
知っている若い子が転職を考えている
その子から「転職って難しいですか?」と聞かれた
まあ今の仕事や会社が嫌になってるのであれば転職するのはやぶさかではないし一度就職したから勤め上げる必然性も無いわけで……。
自分のキャリアアップのために転職するのは悪いものではない
ただ転職するに当たって自分自身に自信がなかったり、退職したあとのことが不安になる人も少なからずいるのも事実。実際問題、一人暮らしをしている場合だと家賃や光熱費の支払いは自動的にやってくるもの。節約をしたところでたかが知れているのも現実。
できたら2ヶ月や3ヶ月は無職でも生活できるだけの蓄えは欲しいところだろう。
転職そのものはそんなに難しいものではない。次に勤める会社が見つかってればどうってことはない。が、その次の会社を決めるのが大変だし難しいことも少なくない…が、仕事内容にハードルを設けなければ簡単なのが今の時代だろう。求人倍率を観てもそれはあきらか。
が、これは数字だけの問題であって、今の会社を辞めるのわざわざ給料が下がったり福利厚生が低くなる会社に転職するのは、また直ぐに次の転職に繋がる可能性は少なくない。
しかし、実際に転職を4回してきた立場からすれば
「まあ どうにかなるんじゃね?」
ってのが本音だったりする。
簡単に転職の履歴を言うならば
コンピュータ専門学校卒
↓
OA機器販売店
↓
水道関係
↓
ゲームショップ店員
↓
システムエンジニア
↓
現在
となるわけだが、
OA機器販売店は専門学校卒業式の3日後には大阪の大手OA機器メーカーの研修に参加をさせられ(このさせられって言葉がいろいろな意味がある)めちゃくちゃ厳しかった。
研修後は、大阪本店の第1営業部に実地研修で配属されて谷町から本町あたりのビジネスビルを散々歩かされた。
大阪国際ビルディングの全フロア全事業所に飛び込み営業してこい…
なんてものもあった。この飛び込み営業が
「御社が使っているコピー機のメーカーと型番を教えてもらえますか?」
というものなのだが、入っているビルの殆どで門前払いされたのは記憶に残っている。
ただこの時期に徹底的に指導されたのは、
自社製品のPRポイントを語れるのは当然
他者製品のPRポイントを知った上で、
それを「褒めつつ」自社の良いところをプレゼンしろ
というもの
これは今の仕事でも役立っている教えで、第1営業部の上杉部長(当時)の言葉だ。
結果、約3週間の研修中にン十万の複合機の契約を獲得して表彰されたのは自信につながったともいえる。
ただ地元OA機器販売会社にもどって3日後には某部長と大喧嘩
22歳の若造が60歳を超える部長に正面から「オドレが」「クソが」といっていたという…若気の至りどころの問題ではない。今考えるとよくもまあクビにならなかったものだ。この頃はゲーセンにまだ入り浸っていた頃で、ストリートファイターZEROかZERO2の大会で優勝するなど、人として一番クソな頃。(ゲーセンの駐車場でリアルファイトとかね…)
結果的に4ヶ月で退職することになるのだが、ボーナスを貰いつつ200万の青焼き印刷機の契約書(昔の製図は青色で印刷ってしてたのよ)と辞表を同時に出した…ある意味怖いもの知らず。しかも辞表の提出が辞める2週間前というといった社会的な常識も知らずに出したものです。
転職活動をしようとして、運良く引っかかったのが水道関係。
誘われたのもあるが、ぶっちゃけ給料がよかっただけで選んだのだ。
(OA機器が給料12万5000円手取りで約10万円。
水道関係給料17万5000得で手取り13万円
これで学資ローン3万、家賃4万5000円のアパートだから
自炊技術が身についた)
水道関係では家の設計や配管図の見方が自然を身についた…というか、知らないとおっさん達に怒号で発注を受け、クソ重たいビニールパイプを肩にかついで現場に納品するという毎日。ただ機嫌の良いときはいろいろと水道配管の特徴やらについて教えてくれるという気前の良さもあった。
ゲームにハマりまくる日常の流れで、セガサターンやプレイステーションが販売されゲームが生活の中心になったころに、ゲームショップの新規店舗オープンに向けて声をかけられて転職。
バイトを雇うことの面倒さや会社として人を雇うことのハードルの高さ。人件費の問題。システム導入の面倒さ。POSレジのいじりかたとシステムの仕組み…などなどを実地で勉強をしながら4年ほど過ごす。
が
ネット販売が今後の主流になると熱弁したが受け入れられず。また本店と支店でのスタッフのあつかいの違いに差別感を感じていたのもあって転職を決意。
3ヶ月後に辞めることを伝えると、あつかいはひどかった
社内ですべて無視される、
給与で手当はすべてカットされる
などで手取りは5万円くらい減った
必死になって給与や手当の勉強をして、労基に相談したら最終月は満額支給だったのが懐かしい
その後はシステムエンジニアとして勤め、現在の会社に転職。
SE時代のクライアントは副業でお付き合いをさせていただいてる。
その際に事業所としての法的なこと税制的な部分などの勉強が必然だったが、それが今の営業にもつながっている。
とまあ ひとつひとつの仕事の話をしていくともっといろいろなことがあるのだが、それぞれの転職時の面接で話たポイントとしては
前(今)の会社でやってきたことで「得られたもの」と「得ることができた経験を、次の会社でどう活かすことができるのか?」
を面接などで話たこと。
「それにより御社(面接先の会社)に、どういったメリットを還元できるのか?」
を伝えられたことは大きかったと思う。
これは新規採用の面接でも言えることだろう。学生時代の経験をどのように社会で活かせるか?が話しできれば強い武器になる可能性は秘めている。
そらブラック企業にも勤めた(最初のOA機器店)が、それで得られたものは経験とはいえあるのだ。それを自分の糧にできるかどうかだとは思う。
確かに、自身をブラッシュアップするための資格取得もできれば理想だと思うが転職をする際に
いまの会社よりも大きな会社
であっても
今の会社とは違う業種
であっても、自分をどうPRできるか?が大きなものになるのは待ちがないだろう。
その経験が、
・人間関係を円滑にする方法でもいいし
・整理整頓が上手にできる
・常に笑顔でいることができる
でもいい
それらを論理的かつわかりやすく伝えられるかどうか?
それらで相手の会社にどのようなメリットが有るか?
を話せるかどうかかもしれない。これらの説明はトレーニングをすることでいくらでもうまくなることは可能だ。
自分の場合は
・高校時代からコンピュータに触れてきたことによる
トライ・アンド・エラーの乗り越えメンタルスキル
・OA機器店時の経験からのアンガーマネージメント
・水道関係時の知らないことを教えてもらう聞き方
・ゲームショップ時の雇用と給与など経営側の知識
を話をしたりしてきて、なんだかんだここまできているのはある。
ただ結局は人と人なので合う合わないがあるので、1社に落ちたからといって気にすることはない。
ただ次の会社選びは慎重にしないといけないのだが、ブラック企業らしい…キーワードなどがよくまとめられている
・アットホームな職場
・明るい職場
・わきあいあい
・スタッフ仲良し
・未経験者歓迎
・入社してすぐ活躍可能
・ノルマなし
・残業なし
・やりがいあり
・やる気があればOK
・成長できる会社
・実力主義
・能力主義
・成果主義
・幹部候補募集
などなどはあまり良くない会社のキーワードとして代表的なものだったりするが100%そういうわけでもないので、なんともいえないところ。
とはいえ、そういう(ブラック)な傾向はあるよねーー
もっとも昨今は、いろいろな評価サイトもあるので、転職時にはそういった
「元従業員の声を聞くことができるサイトを利用」
するのが最善とも言える。
また、社長交代など経営陣が刷新されることで改善・改悪されている場合もあるので注意が必要だろう。
あと、真面目な人ほど
「自分が辞めたら周りに迷惑が…」
って考えがちですが、辞めたあとの会社のことは気にしなくてOK
それはその会社の経営者が考えることであって、辞める人が考えることではないです。
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