ウシダトモユキ

行政書士10年目。 映画やプロレスやお風呂屋さんやお寺巡りが好き。将来は琵琶湖でのんび…

ウシダトモユキ

行政書士10年目。 映画やプロレスやお風呂屋さんやお寺巡りが好き。将来は琵琶湖でのんびり暮らすのが夢。

マガジン

  • 快適と最適解

    「働き方」とか「暮らし方」とか、“自分にちょうどいい感じ”を追求して行政書士を独立開業して10年。だいぶ「こんな感じで働き、暮らしていきたい」というのがわかってきた50代。

  • 無人島キネマ

    キネマリング幹事のウシダトモユキによる『無人島キネマ・ブログ版』。2016年4月よりポッドキャストとして配信している音声メディア『無人島キネマ・ラジオ版』をnoteでも発信。過去記事も随時アーカイブしていく予定です。

  • 映画見のプロトコル

    「映画を観て、映画の話をすること。」はとても楽しいことですよね。でも映画を観るのはひとりで楽しめるけど、誰かと楽しく映画の話をすることって、案外なかなか難しいものだなぁと思うことってないですか? 『映画見のプロトコル』は、映画作品の情報や知識を求めるのではなく、「映画を観ること、映画の話をすること」について考えていくマガジンです。 (筆者:ウシダトモユキ)

最近の記事

アップルウォッチ使って1ヶ月でどうなったか

この春MacBookを新調した時に、1万8千円分のAppleギフトカードが付いたので、それを使ってアップルウォッチSEを買ってから1ヶ月ちょい。 時計とか、iPhoneの子機というよりは、健康管理ツールとして必需品になりつつある感じ。目覚まし時計としては「腕へのバイブ振動で目覚める」という新しい感覚で、なかなか快適な目覚めを提供してくれるし、座りっぱなしを注意してくれたり、その日の運動量をリング状に可視化してくれて単純に運動のモチベーションになる。 今日、5km走ってる1

    • 瞑想という作業のこと

      瞑想始めてみたものの、なかなか「おお!これか!!」というような効果はなく、「うーん、こんなもんかな」なんて首をひねりひねり。 ただ、瞑想の本を読んで気がつくのは、「道端に座って車の往来をただ眺めること」のように、“何も考えない、無になる”のではなくて、“あるものをあるように受け入れる”というか、日々自分の頭に散らかっていく思考を客体化して俯瞰するというようなことなんだなということ。 そこで昔読んだライフハック系ビジネス書の、、、なんかアルファベット3文字のメソッドで、「頭

      • マイ・ニューノーマル

        コロナ禍になってずいぶん経った。 個人的にはいろいろ有利に働いたことのほうが多かったけど、 政治やメディアやネット村社会のクソっぷりは、知らないほうがよかった。 とはいえそれらを嘆いて暮らすには長すぎるので、 自分なりの新しい日常、つまりは“マイ・ニューノーマル”を構築することに時間を使った。 仕事や家庭、お金、趣味や人間関係、、、 変わりたいと思っているくらいでは、いつまで経っても変わらないので、 「変わろう」→「変えよう」→「変える」→「変えてる」 くらいのステップを進ま

        • 『ミッドナイトスワン』:感想編

          ハイ!観られた方、どうでした? 「とりあえずなんか、すげーもん観た・・・」 って気分になりませんでした?? 僕は、なりました。 SNSや映画サイトでは賛否両論って、紹介編にも書きましたが、僕自身の頭の中でも賛否両論。っていうか、良いところと悪いところが、すっごい変なバランスで映画が成立してる、おっもしろい作品だなぁって思いました。 紹介編といえば、このnoteに「スキ」とか、Twitterの方に「いいね」がいっぱい付いたんですが、公開日から日にちを置いたのに、きっと

        アップルウォッチ使って1ヶ月でどうなったか

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          7本
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        • 映画見のプロトコル
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        記事

          『ミッドナイトスワン』:紹介編

          思うところがあって公開後しばらく経ってからの紹介なんですが、この映画、 映画が好きだという人、映画についてブログやSNSで発信する人とかには是非、観てみてほしい作品だなと、僕は思ってますよ。 僕はこの映画、2020年最も印象深かった作品の1本だと思います。 先日久しぶりに東京に行って、映画の仲間何人かと会えたんですけど、その時、皆さんに勧めたんです、「この映画ね、“令和版『湯を沸かすほどの熱い愛』”ですよ」って。 ある人は「観ました、大傑作でした!」とLINEをくれて

          『ミッドナイトスワン』:紹介編

          『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』:感想編

          ハイ、観られた方、どうでした? エンドロールと劇中でかかってた曲『花のサンフランシスコ』、沁みましたねぇ〜・・・予告編でこの曲聴いて、それ聴きたさで観に行ったっていうのもありましたけども。 僕の周りではあんまり話題になってなかったですし、映画サイトの評価もあんまり奮ってないみたいですね。それもちょっとわかるような気もします。 主人公は住むところもなくて友達の家に居候してるって、可哀想な人ではあるんですけど、映画の中でやってること・やろうとしてることが、(事情はあれど結局

          『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』:感想編

          『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』:紹介編

          もはや「信頼と実績のA24」、その新作です!以上。 …って紹介で十分じゃないかとも思うんですが、今年も『WAVES』とか『mid90s』とかイイ作品ありましたけども、「ああ、なるほどこれはA24だわ」って“傾向”みたいなのがあるなって感じるのは、 物語がどうとか別にしても、とにかく映像や音楽が美しくてカッコイイ。 ってところじゃないでしょうか。つまり、 「この映画の場面を切り取ってポスターにして部屋に飾りたい!!」 とか、 「もし自分が映画BARのマスターだとした

          『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』:紹介編

          『82年生まれ、キム・ジヨン』:感想編

          ハイ!観られた方、どうでした?? ツラかったですねー!序盤の実家帰る帰らないのクダリ、「俺が映画館出てもう帰りたい!!」って思っちゃうくらいキツかったですねー!! とりあえず、 男でごめんなさい。 って感想以外出てきません・・・ ・・・って自虐的な笑いにするのも、男のダメさだなって思ってみたり。 いやぁ、予期せずズシンと来る映画でした。 とにかく、 「私たち、疲れてるんです!!!」 ってね・・・。 もうキムジヨンのお母さんからおばあちゃんから上司の女性まで

          『82年生まれ、キム・ジヨン』:感想編

          『82年生まれ、キム・ジヨン』:紹介編

          最近映画観てて思うのは、 「遠い世界の、人類の危機やモンスターやギャングより、半径3mのトラブルやすれ違いの方が、コワくてツラい。」 ということです。 それは2020年代の時代のムードなのか、僕個人のアンテナに響いてるのかわからないですが、『82年生まれ、キム・ジヨン』、身悶えしながら観て来ましたよ。 原作未読だし、前情報も入れていないので、「ああ、前に本屋さんで平積みにされてたやつだよね」くらいなノーガードなスタンスで観に行ったわけなんですが、『タリーと私の秘密の時

          『82年生まれ、キム・ジヨン』:紹介編

          有料メンバーシップ募集 一時終了のお知らせ

          2020年8月1日から募集を開始しました“オンライン映画サークル【キネマリング】有料メンバーシップ”ですが、2020年9月30日をもちまして一旦受付終了とすることにしました。 なぜかというと、応募者殺到のため対応が間に合わず・・・なんてことはなく、むしろその真逆で、2020年10月1日現在、メンバー数は、0名!!という結果だったんですね・・・ えーー!!大滑りしちゃったーー!??・・・は、恥ずかしいィィッ!!! という気持ちはいっぱいなんですが、「オンライン映画サークル

          有料メンバーシップ募集 一時終了のお知らせ

          『TENET』:感想編

          ハイ!観られた方、どうでした? 僕的には、「フツーに面白かった!!」っていう感じですね。アバンからタイトルの流れなんか、カッチョ良ィ〜〜〜!!って、引き込まれましたしね。 時間軸をあーしてこーして頑張りましたッ!っていう作り込みについては、その分かり難さがストレスになることはなかった分、その構造の工夫について「スゲー!!」と思うほどでもなかったです。だから「フツーに面白かった」って感じでしょうか。 サム・メンデスの『1917』も「ワンカット頑張りましたッ!」っていう作り

          『TENET』:感想編

          『TENET』:紹介編

          以前『映画見のプロトコル』で、映画を映画館で観ることの魅力についてこんなふうに書いてましたけれども。 「映画を映画館で観ることの魅力」って何だろうって考えると、僕にとってはその99%が「時代の共有」だと思っています。例えば僕にとって、『スターウォーズ フォースの覚醒』を観るのが2015年の12月8日でなければ99%の楽しみが減ってた。それはイベントだったし、歴史の瞬間でした。僕は映画を通して時代と繋がったような気分になったし、同時に世界中の観客とそれを共有できたような高揚感

          『TENET』:紹介編

          【私的な思いや記憶に刺さった『凪の海』の話】

          (2019年7月7日 無人島キネマ・ブログ版 初掲) 何を手に入れたら満足できるのか、 何を手放したら諦められるのか、 どんな居場所に迎えてもらえれば寂しくなくなるか、 どんな人から距離を置けば劣等感に苦しまなくて済むようになるのか。 そういうことに悶々とする時期は意外に長くて、 ようやくこのくらいがちょうど良い感じなのかなと思えるようになったのは、40代も半ばを過ぎたごく最近のことで、 でもそれも一過性の通過点に過ぎないかもしれないよねと思うこともある。 そういうこ

          【私的な思いや記憶に刺さった『凪の海』の話】

          【守屋文雄監督、柳英里紗主演、95分。『すずしい木陰』の話】

          (2019年7月11日 無人島キネマ・ブログ版 初掲) 映画を観るとき。っていうか、観ている間。 頭の中で喋ってるって人は、僕の他にもいないだろうか? 「えっ?……これは…あぁ、そうか。そうくるよね………じゃあ、あの人は……そう、なるよね〜。……はは〜ん、コレはソレのメタファなんだな!ってことはあれだ、この映画の伝えたいところは、そういうメッセージなのかもしれないな…」 とかね。 “映画を観るということ。” 登場人物の設定や背景を理解しつつ、物語を追う。 伏線が伏

          【守屋文雄監督、柳英里紗主演、95分。『すずしい木陰』の話】

          【みんな、ちゃんと、めんどくさい。『きみの鳥はうたえる』の話】

          (2018年10月8日 無人島キネマ・ブログ版 初掲) “ダメふわ系男子”に対するコンプレックスが、僕の中でスゴい。 「ダメ男なのに(だから?)フワフワしていて、なんだか放っておけない。」そんな感じ系男子。 僕の人格“ダメ重系男子”の対極的な存在だ。ウシダを形容するワードの筆頭には「めんどくさい」がデーンと鎮座してるわけだけど、“ダメふわ系男子”は「めんどくさくなさ」の象徴であるとも言える。 最近の“ダメふわ系男子”としては『寝ても覚めても』の鳥居麦が記憶に新しいが、僕の

          【みんな、ちゃんと、めんどくさい。『きみの鳥はうたえる』の話】

          『人数の町』:感想編

          Hi,フェロー!!どうでした?鼻の穴の形が可愛い映画でしたよね!!! というわけで、“観た人向け”の感想編ですけども。 やっぱり最近観る映画の評価軸として、「コロナ禍後の時代感に刺さるかどうか?」っていうのが個人的にあったりするんですが、本作は、制作はコロナ禍前なんでしょうけども、にもかかわらず、むっちゃくちゃ“芯を食ってる”話になってるなと思いました。だからすっごい面白かった。 緊急事態宣言の名の下に外界に出ることを抑制され、10万円とかの定額給付でとりあえずの生活を

          『人数の町』:感想編