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「全国コミュニティシネマ会議2022in盛岡」に行ってきました!

11月16日の弊会主催イベント「『映画』に『館』は必要か」の2日後から、盛岡市で「全国コミュニティシネマ会議2022in盛岡 コミュニティ×映画を考える二日間(2022.11.18~19/岩手県公会堂)」が開催され、私たちも参加してきました。参加と言っても、主催でもプレゼンターでもなく純粋に聴講者としての参加です。人づてにご案内いただいたこの会議のフライヤーには「興味のある人なら誰でも参加することができます」の文言があり、さらに、幸運なことに車で2時間ほどの盛岡市での開催となれば、私たちも行かない手はありません。

さて、この会議(以下、「コミシネ会議」)の趣旨はどんなものだったかと言うと…。

全国コミュニティシネマ会議は、映画上映を行う人たちの情報交換と研究報告、ディスカッション、そして交流の場として、1996年から毎年開催されています。全国各地の映画館や、映画祭、シネマテークや公共ホール、自主上映団体、配給者や製作者、研究者や学生等々、上映活動、文化事業、コミュニティシネマの活動に関心のある人たちが集まります。興味のある人なら誰でも参加することができます。
今年の会議は、盛岡で開催します。この10年余り、震災と津波の甚大な被害から立ち上がってきた被災地で行われてきた上映活動を振り返るとともに、変化の時を迎える"映画祭"の現在を考え、切に望まれる上映振興制度についてディスカッションを行います。
今年も、"映画上映の現在"を知り、これからの映画上映を豊かにするための、多彩なプログラムを準備しています。

「全国コミュニティシネマ会議2022in盛岡」フライヤーより

会場に到着するまでは学会のような雰囲気を想像していたのですが、実際にプログラムが始まると、いい意味で堅苦しくない空間の中で、全国各地の映画や映画館に関わる様々な立場の方々がプレゼンテーションとフラットなディスカッションを行う場でした。私たちは、日本の映画業界を取り巻く状況や自主上映の仕方(あるいは支援制度)など、映画の「つくり手」側の話には疎く、事例紹介を交えながらそれらについて学ぶ機会を得られたことは、大変貴重な経験となりました。

具体的な内容をここに記すとついつい長くなりそうなので割愛しますが、兎にも角にも二日間参加させていただいて本当によかったです。実際の事例紹介を含むプレゼンテーションを通して、これからの私たちの活動に必要な学びを得られたことも大変ありがたかったのですが、日本各地の映画の「つくり手」あるいは「おくり手」のみなさまの映画や館、そして活動をともにする仲間たちへの愛情や情熱を窺い知ることができたことも大変励みになりました。

改めて思うことは、私たちは、これからもこのまちで映画の話がしたいということ、そして「映画」と「館」が大好きだと言うことです。八戸から映画文化の灯を絶やさないように、映画を観られる場所を失わないように。同じような気持ちをもつ八戸の方にこの思いと活動が届くように、また少しずつ歩みを進めようと思います。

最後になりますが、コミシネ会議の運営や準備に携わったみなさま、プレゼンターのみなさま、改めてありがとうございました。そして、お疲れさまでした。

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