心地よくいることを諦めない、出来る範囲で構わないから
ここしばらく、家のことを書いていない。
というのも、ひとり暮らし想定の家にふたりで暮らすようになったので、物が溢れて混沌としてしまい、すっかり「暮らせればそれで合格」という状況になっていたのだ。恋人は物をあまり持たない人ではあるけれど、それでも服や靴は増えるし、さらには私ひとりでは判断がつかない書類や郵便も溜まっていく。そうやって未処理のものがある状況だと、心も途端に整理整頓してやろうという野心を失い、輪をかけてさまざまなものが散乱していくのである。
そもそも、東京には1