統計偽装、客観的に見れば見るほど安倍官邸主導

毎月勤労統計の調査方法変更を巡り、厚生労働省の有識者検討会が二〇一五年九月に中間報告をまとめた際、調査方法変更に慎重な意見が出ていたのに、厚労省がこうした部分に触れず趣旨の異なる実質的な虚偽文書を作り、政権の意に沿うような内容で総務省の統計委員会に示していたことが、統計委の会議資料で分かった。経済財政諮問会議で、麻生太郎財務相ら閣僚が調査方法の変更を統計委に求めていた時期と重なる。 (井上靖史)

[引用元]勤労統計調査・算出変更 検討会の結果、虚偽報告 厚労省が統計委に示す

15年1月の入れ替え時には「下方修正」が行われ、月によっては賃金伸び率がプラスからマイナスに転じていた。野党側は「厚労省や政府全体が『何とかしなきゃ』と思っていた」と指摘するが、中江氏は「政策的なもの」と説明。与党議員の質問には「『問題意識』については、あくまで秘書官である私個人としての考えで、首相の指示ではない。厚労省から説明を聞いたのも首相の指示ではなかった」と答弁した。
 厚労省は15年5月に調査手法について議論する有識者検討会を設置。検討会は15年8月に「総入れ替え方式で行うことが適当」という現状維持の素案をまとめた。だが翌9月に厚労省がまとめた「中間的整理」では一転、事業所の入れ替え方法を「引き続き検討」となった。検討会の議事録によると姉崎氏が「部分入れ替え方式を検討したい」と表明したという。

[引用元]統計手法変更「麻生氏の一声」ただす野党、政権側は否定

……「麻生氏の一声」というのが議事録に残っているし、菅官房長官がカンカンに怒っていると伝えておいて、よく中江前秘書官による「秘書官独自の判断」と言えるもんですね。検討会という第三者委員会がありながら、そこも官邸の意向でねじ伏せているわけで、もう無茶苦茶。秘書官を辞めさせたって、日本の国際的信用を貶めたこの事件を、目の黒いうちは忘れないって人は多いでしょうね。

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