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マウスウォッシュの4つの効果

こんばんは!

今回はマウスウォッシュの話をしようかと思います。

使っている人は使っているマウスウォッシュ。

口がクサい時に応急処置として使うもの?

くらいの認識の方も多いのではないでしょうか?

今回は『マウスウォッシュの効果と正しい使い方』を紹介していきます。


マウスウォッシュの効果は口臭予防だけじゃない

マウスウォッシュというとどんなイメージを持ちますか?
『クサい息を消してくれる』でしょうか?

実は口臭を消してくれるだけでなく“予防”にもなるのです。
その効果は商品にもよりますが、

◆口臭予防
◆歯垢の除去

◆歯周病予防
◆歯のエナメル質の強化

などの4つの効果が期待できます。
2012年の研究でも歯垢を減らし歯肉炎を予防することが分かっています。(1)


日本人のマウスウォッシュ使用率は27.8%

日本人では使っている方はどれほどいるのでしょうか?

ある調査によると日本人全体では27.8%がマウスウォッシュやデンタルリンスなどの“洗口液”を使用しているとのこと

しかし若者の使用率は低く、20代の男性では18.3%しかいません。20代女性でも20%に留まっています。

これは世界一口がクサいと言われる日本人の、口腔ケア意識が低いのが原因かと思われます。

正しい口腔ケアにマウスウォッシュを加えて、清潔で健康なお口を手に入れましょう。


マウスウォッシュはハミガキの代わりにはならない

マウスウォッシュは歯磨きの代わりにはなりません。

正しい歯磨き、フロスにプラスアルファで歯垢の除去率を高め、歯周病予防に役立ってくれるアイテムです。

ベースとなる歯磨きをせずにマウスウォッシュだけしていても、歯垢は除去出来ません。

“液体ハミガキ”と名のついたものもありますが、基本的にブラッシングと一緒に行うのが前提です。


正しい使い方

それではマウスウォッシュの正しい使い方をご紹介していきます。

※ここで言うのは液体ハミガキと言われるものではありません。洗口液と呼ばれるマウスウォッシュのことです。

①歯を磨く
できれば電動歯ブラシが◎
②フロスをする
できればしたほうがいいです…
③マウスウォッシュを使う
10-30mlを口に含み30-60秒ほど口をすすぎます。そのままうがいを推奨している商品もあるのでそれに従ってください。
そして吐き出します。飲んでも効果はありません。

そしてマウスウォッシュ後はなるべく口をすすがないでください。有効成分が流れてしまうからです。どうしても刺激に耐えられない方はアルコールフリータイプか、前もって水で薄めてから使用しましょう。


商品選びは目的毎に。有効成分を見るのも◎

マウスウォッシュは含まれる成分によってその効果が変わってきます。

商品によってははっきりと~に効果があると書いてあるモノもありますが、特に書かれていない時に指標となる有効成分を載せておきます。

◆フッ化物
この成分は虫歯と戦い、エナメル質を強化します。

◆塩化セチルピリジニウム
口臭を抑えバクテリアを殺します。

◆クロルヘキシジン
歯垢を減らし、歯肉炎を制御します。

◆エッセンシャルオイル
スペアミント、タイム、ユーカリなどの植物性オイルです。これらのオイルには抗菌作用があります。

有効成分を基準にして、商品を選んでみるのもいいかもしれません。


まとめ

◆口臭予防でなく、歯周病予防や歯を強くしてくれる効果がある

◆歯磨き→フロス→マウスウォッシュの順で行う

◆歯磨きの代わりにはならない

◆有効成分と目的で選ぶ

マウスウォッシュは基礎となる歯磨きやフロスがあってこそ初めて効果を発揮します。定期的に歯医者に診てもらっていない方は、まずは歯科医院でメンテナンスをしてもらうことからはじめてください。

正しい口腔ケアにマウスウォッシュをプラスすることで、さらにお口の健康を保つ助けになり、クチクサとは無縁になるでしょう。

皆様のヒントになりましたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!


参考

(1)Plaque inhibition: the science and application of oral rinses


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