シティハンターの山田です。

僕はベンという名前の犬を飼っている。
犬を飼う前から街の景色を見ながらレモンサワーを飲みながら散歩するのが好きで、微妙な距離感の人や相手をヨイショするような飲み会に行くより、楽しいしすぐに酔えるからだ。
夜に散歩するときは、必ずTM NETWORK の『Get Wild』を聞いて歩きはじめるのが僕のお決まりだった。
https://www.youtube.com/watch?v=NHKq8IOXPxA

以前から散歩は好きだったけど、ベンと散歩に行くようになってからなぜか人の動きをよーく見るようになったと思う。ベンは人が大好きだから、すぐに人のところへ駆け寄ってしまわないように先回りして、左を通るか右を通るかによって、行き先を考える必要があるからである。

今朝、5歳の男の子を連れたママに話をかけれた。
犬の散歩をしていれば通りすがりに「かわいい」なんて声をかける人がいるが、僕はそんな言葉を聞いても嬉しいとは思わない。外見で判断されても困るからだ。

ベンは内弁慶だ。

そのママと少し立ち話をしたけど、Tシャツの襟がよれよれで一眼見て、お世辞でも好印象なお母さんとは言えない。5歳の男の子からしたら、そのお母さんは優しくて素敵なママだと感じているだろう。
けど、僕からすると微妙なお母さんに見てしまった。
お金がなくて毎日同じ服を着ているのか、それとも思い入れがあって、お気に入りのTシャツかもしれないが、初対面の人からしたらどうでもいい話だ。

僕がこんな風に思ってしまったことは、5歳の子供には言えない。

Tシャツは消耗品だ。

もし、その子供と公園で2人で遊ぶ機会があれば「大人になって、仕事をするのは楽しいぞ」と伝えつつ、仕事のあとに飲むビールはうまいし、自分で稼いで、好きなだけ綺麗でオシャレなTシャツを買ったり、食べたいときアイスを食べたりすることができるのだと。

ファッションは自分の背景を写し出すだから、手を抜くと相手に与える影響は大きい。
センスが良いと言われなくても、自分に合うファッションをするべきだと思う。清潔感や年齢に応じたファッションも大事かもしれないが、せめて子供の前では素敵なパパママでいることが大事じゃないか。

夏はTシャツがメインアイテムになるのは間違いない。無闇に人と違うTシャツを着て失敗するより、相手に与える印象を最優先して考えた方が得はあっても損ない。
これから肌寒くなればシャツなどを羽織り、フロントにプリントされたTシャツを着て、何かしら主張してくるコーディネートが多くなるだろう。