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1分で分かる~CBR試験~

今回はCBR試験についてです。
特に設計CBRは舗装設計の基本となるので必ず覚えておきましょう。

結論

☞現場CBR試験
既に施工している現場で、路盤や路床の強度の確認をするもの。

☞設計CBR
アスファルト舗装の舗装構成を決める際に用いるもの。

☞修正CBR
現場の締め固め条件と路盤路床材料が修正が必要であるかを調べる際に用いるもの。

解説

☞CBR
路床や路盤材料の表面に直径 5.0cm のピストンが 2.5mmまたは 5.0mm 貫入したときの荷重を、標準荷重に対する百分率で表したものです。
標準荷重強さ(標準荷重)としては,代表的なクラッシャーラン(切込み砕石)を使って供試体を作成して多数の貫入試験を繰り返し,その平均値を CBR100%として定めています。
したがって,CBR の値が低いほど支持力が小さいことを意味し,粒度配合の良いものではCBR100%以上の値が得られます。

☞設計CBR
設計CBRは、舗装を支持する路床土材料のCBRを表すものであり、舗装の設計に必要な指標です。設計CBRが3%未満の土は路床土には適していないので、固化材等を使用して安定処理を行うか、路床土を入れ替える必要があります。

☞ 修正CBR
路盤材料を最大乾燥密度の 95%に締固めたものに対するCBRであり、舗装の路盤材(上層路盤および下層路盤)の適否判断に用います。
一般的に上層路盤で 80%以上、下層路盤で 20%以上とされています

みなさんは、どう覚えていますか?


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