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1分で分かる~測量の注意点~

今回は1分で分かる測量の注意点について説明しようと思います。

単純なミス編

☞ねじのゆるみや絞め忘れなど測量機器の不具合によるもの。
☞測量機器を正確に設置したとの思い込み。
☞スタッフを立てる位置の誤り、目盛りの読み間違い。
☞三脚の踏込み不足で機器が動いていたなど。

測量の途中でも測量機器の動きの有無や水平の確認をしながら測量を進めることが重要です。

計算の誤り編

☞水準測量における電卓の計算ミス
☞野帳の記入が不明瞭なことによる、値の取り違え
☞現場で座標計算をして、座標値を取り違える。

仕事に追われ、現場で重要な計算をすると必ず間違えます。前日までに余裕をもって計算しましょう。

設計図面の理解不足・勘違い編

☞図面を忘れ、間違った記憶に頼って測量を行う
☞図面をさらりと見て理解したと勘違いする、左右を逆に判断してしまう。
☞同じ構造物が連続している場合に、隣の構造物の図面で測量する。

図面番号の読み合わせや、部分的な寸法が知りたい場合でも、関連した他の部分の寸法を確認して間違っていないか時間をかけましょう。

基準杭・控え杭の確認不足編

☞基準杭の場所を間違える。
☞2~3ヶ月以上前に測量した水準点をチェックせずに使用する。
☞自分以外が行った丁張を信用して測量する。自分が以前に行った丁張を信用して測量する。

基準杭の確認不足は、大問題に発展する可能性があるので、重要な杭は2度、3度と確認するようにしましょう。
他人が出した丁張や自分が設置した丁張でさえ信用せず再測量して間違いがないことを確認してから引用してください。

みなさんはどう覚えていますか?

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