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今まさにどう湘南で土地を探すのか

2023年7月現在、鎌倉や逗子、江ノ島には観光客が戻り始め、屋外はもちろん飲食店では大抵の人がマスクを外し電車やバスではまだまだ自主的にマスクをされている方が多いと思います。学校や幼稚園ではコロナ以外の感染症が猛威をふるい、コロナに対するマスクはいずれマイノリティーに変わってくると思いますが、その安堵な時期は束の間でまた世界を揺るがす何かが起きるのではないかと思ってしまいます。

最近の湘南の土地の傾向ですが高止まりが終わり、すこしづつ動き出している感があります。しかし、急激な高騰とは逆に慎重な足並みで周りを警戒しながら少しづつという感じでまだまだ競争率が高いことには変わりありません。

今ネットで検索される不動産情報は一般に一定期間業者で売れなかったものが一般に公開されたいわば残りものに近いともいえます。そしてまだ高値で売れると思っているのであまり値下げされずに出てくるのが現状かなと思います。人気エリアでは午前にでて、午後には売れてしまう。なので物件がほとんどないと思うのも当然かと思います。

こんな時期に何ができるのか?と思いますが、こんな時だからこそすぐに動けるウォーミングアップも必要です。ここで今できる土地探しのポイントをあげます。

土地は古屋付きから探すべし

現時点では綺麗な状態で希望の大きさ、予算に見合ったフラットな土地はほぼないと思った方が良いと思います。古屋付きの土地は売主が理由があって早く売りたいことも多く値下げ交渉もしやすいと思います。また調整区域では売買前に解体できないので古屋が残りますが、調整区域ならではの安い単価になるのでまずは古屋付きありきで検索すると良いでしょう。ここでは解体がいくらくらいかかるのかという知識も必要です。アスベストや接道条件、狭小地などで解体費用もかさむので注意が必要です。

大きな地主が多いエリアにはチャンスあり

大きな地主がいるエリア(藤沢北部)などは、比較的大きな区画で土地が売り出されることも多いので、思わぬフラットな土地が出ることもあります。しかし大きな地主がいるということは、かなり長閑な場所だったりもしますので通勤エリアとの兼ね合いにも注意しましょう

業者が独自に抱えている物件を探る

先も述べましたが、ネットで検索されるのは業者が売り切れなかった物件が多い。いつの間にか解体されて家が立っている現在のケースは古屋がある時点で売買がされていることになります。これは古屋を解体してから土地を売るぞ!ではなく、売主から売買の相談が入った時点で抱えている顧客に物件が紹介されています。なのでエンドユーザーは不動産業者もいくつか回って、そのルートを広げておくとチャンスが巡ってくるかもしれません。大手不動産では支店ごとで違ったものが見つかるかもしれません。

不動産と連携をとれる建築士が鍵になる

上記三つのポイントをうまく使えるのは、(自分で言うのもなんですが)地元密着型の建築士なのかなと思います。地元の不動産と連携がとれ、土地勘もあり、解体後の新築のイメージもお伝えできるので、“この場所のこの物件であればここを解体してもこの予算でこんな暮らし方ができますよ”とまでお伝えできるのです。

みなさんがよく言われるのは、家づくりを通じて最後まで頼れる人がいるとよかったという言葉です。ここにコストがかかってしまうのは当然ではありますが、安心はただでは買えませんので、この時期に頼れる専門家といくつか回ってこれから動くタイミングを逃さないように身体を温めることをお勧めします。自分は湘南での木の家が得意なので、もしよかったらHPを覗いてみてください。

クラシック一級建築士事務所 @鎌倉




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