なぜあの人はやる気がないのか?無気力な人のメンタルをハックする。

皆さん、この動画に興味をもってくれている時点で『好奇心』が高く『やる気』のある方が多いと思います。『やる気』や『好奇心』についてはアメリカの心理学者、マーティン・セリグマンの実験を紹介しましょう。

実験方法は、犬を身動きができない様に固定し、体に電気ショックを与えると言うモノ。当初、犬は何とか電気ショックを回避しようとありとあらゆる行動に出ますが、非情な事に、電気ショックは犬の努力とは無関係に流れたり、いきなり止まったりします。

この事が続くと、犬は次第に無気力になっていき、電気ショックを回避しようとしなくなってしまいます。ですが、量的には同じだけの電気ショックを受けながらも鼻でパネル状のスイッチを押す事によって『自力』で電気ショックを止められる様に条件設定された犬は、無気力状態には陥らなかったんです。

これに類似した実験を、ロナルド・ヒロトと言う人物が、人を対象にも試みていますが、電気ショックの様な『嫌な刺激』自体が無気力感をもたらすのではなく、それを自分の頑張りではどうする事もできないと感じてしまった時に、人は無気力になっていく事が分かっています。

この様に、努力が無効であると言う経験が生み出す無気力状態の事を、セグマンは学習性無気力感と命名しました。

皆さんは多くの事を学び経験する過程で、学習性無気力感、何をやっても望む結果が得られないのだから、努力するだけ無駄と言う、感覚を抱いていないですか??

今の社会で最も深刻なのは所得の格差ではなく、やる気『モチベーション格差』なんです。

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