年齢・性別に関係なく知っておくべき、少しだけ深い恋愛の話 Pt.1

ある日突然あなたの元に謎の手紙が届きました。恐る恐る中を見てみると、こんな事が書かれています。

『あなたは、誰?』

これは、『ソフィの世界』と言う本にみられるエピソードなんですが、ドキッとしますよね??

今回は『少しだけ深い恋愛の話』を2回に分けてお届けします。

結論から言うと『あなたは誰?』この問いに対する答えが少しずつ分かる頃『恋愛』について、もっと言うと『他者愛』についてが、少しずつでも確実に見えてくると言う話です。

現代心理学研究科、心理学専攻教授の大野 久さんは、近頃の恋愛事情に警笛を鳴らしています。

近年『アイデンティティのための恋愛』が横行している、コレは、相手を想う気持ちよりも、自分を認めてほしいという『自己愛』や『自己承認欲求』が強い恋愛の事を言います。

この事の特徴として

①相手からカッコいい素敵だと、とにかく褒めて欲しい。
②相手がどう思っているのか?自分への評価が気になる。

結果的に、こうした恋愛は長続きしないと言います。

経験に乏しく、ある意味で幼い人は『自分探し』を自分自身による試行錯誤するのではなく、異性から褒められたり、恋人から好きと言われたり、他人の評価を映し鏡にして、自分の事を知ろうとする、つまり人様の評価によって『自分』はこんな人間なんだと自覚する、アイデンティティの為に恋愛をしていると言う事。

ちなみに、アイデンティティとは、あなたらしさ、独自性、信念と言う解釈で問題ありません。

自分らしさの為の恋愛とは、どういう事なんでしょう??

続きます。

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