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〈104〉支援員は嘘をつくのか②

筆者これでも結構真面目に日々働いているはずなんですけどね。

嘘つきと思われる日が来るとは。

人の物事の捉え方や考え方は本当に難しいものがありますよね…


子どもがしたこと言ったことを親に毎日全部言うことが良いことでもありません。

些細な意見の相違、気持ちの行き違い、大した原因なく揉めてその場で仲直りできたのに、帰る時に親に言われたら?

毎日親に子どもの事実を突き付けて、親が疲弊していったら?

それは支援といえますか。

もちろん安全や人権に関わることは躊躇せず伝えています。


筆者の放課後児童クラブでは、今年度もトラブルが起こるべくして起こっているわけです。学童保育崩壊したくらいですからね。

支援員が個々をアセスメントした結果、どれもこれも、何ならその後の親の出方まで、想定の範囲内のことが起こるのですが、支援員の力量でどうこうなることでもないのでどうしようもない事態が続いています。


行動範囲の広がる学童期の子ども一人ひとりの言動一つひとつに聞き耳を立て目を光らせるなんて出来ません。

トラブルの小さな芽を全部摘むなんて出来ないし、これから山のように他人と摩擦していくのに、全部摘んだら対処法学んでいけませんよ。

放課後児童支援員は、学童保育所や放課後児童クラブ内で、目の前で起きることには対処しますが、学校で起きたことや学童の外で起きたトラブルを解決することはできません。

ましてや過去の出来事を解決するなんて、出来るわけがありません。

例えそれがきっかけで学童内での関係性が悪化したとしても、支援員に出来ることは、悪口を言わないとか人を傷付けたり陥れる言い方はしないとか、無視はしないとか、それらを子ども達に伝え続けることです。

支援員が事実を隠したり嘘をつくメリットありますか。

あるわけないじゃないですか。

むしろ筆者の場合は、親は子どもの事実を知れと思っていて、学童内でのことを保護者含め外へ開示、開示と動いているのですよ。

支援員として信用を得る、安心して過ごせる場にするための努力をすることを大前提に、その支援員や環境に不信感を抱くのなら、もう防犯カメラつけるしかないんですけど…

そしたら自分の子どもがどう過ごし、どう振る舞っているか、発達特性やその困難感含め事実を目の当たりに出来ますよ。

防犯カメラをつけられないなら、信用できない人間や場所に大事な子どもは預けないという選択をすることです。

自分の子どもにとって居心地のよい場所を別の所で見つけてあげてほしいと思います。


…だから各家庭で自分の子どもの発達特性や思考の癖を知り、それぞれに合わせて教育や躾していくしかないって言ってるのに!

根本にある個人や家庭環境の問題に目も向けず、手離し預けているからと預け先に責任の所在があるようにしているけど、ここを巣だっていったら、今度は誰のせいにするのですか。

自分ですか、家族ですか。

友達ですか、赤の他人ですか。

それで救われるのですか。

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