2020読んだ本リストと、ちょっと書評(順不同)

2021年が明けた。

明けましておめでとうございます!

年明け早々いかがなものか、昨年読んだ本のまとめを書いて、今年の初投稿としたい。なんとマンガを入れると30冊以上も読んだ計算だ。文字本中心(1冊だけマンガ)で書く。

時間術大全/ジェイク・ナップ&ジョン・ゼラツキー

書評でも書いたけど、今年のはじめに良い本を読んだ。書かれていることを実践することで、自分の時間が増えた。絵も多く、読みやすい。SNSとの付き合い方を考えさせてくれる。

やり抜く力 GRIT/ アンジェラ・ダックワース

良書。何かを成し遂げるには、才能より大事なこと、「やり抜く力」の重要性を様々な事例を通じて語ってくれる。少し冗長な感もなくはないが、やり抜く力を伸ばす具体的な方法論を詳細に語ってくれているのはありがたい。

漫画バビロン大富豪の教え/ジョージ・S・クレイソン

マンガだけど、面白かった。お金に困っているので、すごく参考になった。お金の悩みは古今東西、同じということか。以前読んだ本多静六の本にも同様のことが書いてあったことを思い出しながら、Kindle Unlimited(以下KU)で一気読み。

革命のファンファーレ/西野亮廣

プペルを観たいな、と思って無料公開の絵本を読み、KUにあったので読んだ。本の内容をいろんなところで語っているので、重複も多かったが、セカンドクリエイターの下りは素晴らしい発想だし、それを実践してかつ結果が出ていることが、本当にリスペクト。

ひきこもれ/吉本隆明

名古屋に泊まりで行ったときに、GoToクーポンで購入。吉本隆明は「最後の親鸞」に結構手こずっていて躊躇したが、立ち読みしたら意外と柔らかい文体ですごく読みやすかった。内容もさすが、良い意味でパンチのある文章。

最後の親鸞/吉本隆明

この本は、すごい。年末最後に読了。時間がかかったし、内容を咀嚼できたとは言えないが、仏教初心者の私に親鸞の思想の構造を、分かりやすく伝えてくれる。他力本願って、悪い意味だと思っていた。またいつか、再読したい。

文章だけで月100万円稼ぐ方法/藤原将

よくあるハウツーもの。100万も稼ぎたいとは思っていないので、真ん中くらいからは流し読み。しかし、1000文字ぐらいは書かないとライターとしては始まらない、ということは痛いほど分かった。読みやすさ抜群。KUにて。


夢をかなえるゾウ2 /水野敬也

マンガ並みの読みやすさ。意外と深い。中身はご存知の通り、自己啓発を登場人物に語らせる。刺さる内容も多い。マンガ風としては面白かったが、私はどっかで聞いた感強めだった。KUで読んだ。3もヒマなときに読もうかな。

41歳の社畜が毎日2時間残業中にこっそり副業/よしお

ハウツー本。KUにて。ためになったとは思うが印象が薄い。KUだからなのか、本の中身なのかは分からない。副業を検討している人には多少は参考になるかな。


全18種類!サラリーマンがはじめて副業するときに必ず読む本/イケダハヤト

ハウツー本。同じくKUにて。上記と同じく、印象は薄い。でもこちらの方が読みやすさ重視で構成されている。18種全部が全部はできなさそうだが。noteがんばる。

面白い生き方をしたかったので仕方なくマンガを1000冊読んで考えた/堀江貴文

ホリエモン節、炸裂。堀江本は、読んだ後のスカッと爽快感が半端ない。3分の1くらいは読んだマンガもあったが、おすすめ本の中では「ハピネス」「どうらく息子」「栄光なき天才たち」あたりは読み始めている。KU。

転職と副業のかけ算/moto

ハウツー本の類いだが、本人の成功体験がリアルに語られていて、同じ営業としては刺さることが多かった。営業マンの実力と、ブログなどネットを駆使した発信力がかけ算の本質かな。いつも参考にさせていただいております。

芸術起業論/村上隆

この本は凄まじい。芸術をやる人すべてに、超絶オススメしたい。村上隆さんの自伝的部分も大いにあり、読み応え充分。芸術家の定義をあらためさせてくれた本。芸術で稼げるのか?いや、稼ぐことが芸術だ!

1兆ドルコーチ/エリック・シュミット他

チームとは?成果とは?そして、コーチとは?YouTubeの映像も見たけど、本当にいいオッチャンな感じ。テクノロジーや事業戦略も大事だが、それだけではない、ということを思い知らせてくれる良書。チームリーダーは必読。

節約する人に貧しい人はいない。/中川淳一郎

NewsPicksで47才でセミリタイヤという不思議なニュースで知った御仁の本。お金持ちになる人は、こういうことをやっているんだと、生々しく語ってくれる本。21世紀の超消費社会へのアンチテーゼか、幸福論か。

電通と博報堂は何をしているのか/中川淳一郎

中川さんの本が面白過ぎて、ついつい2冊目を買ってしまった。広告代理店について、よく知らなかった私に、めちゃめちゃ分かりやすく語ってくれた。嫌味なく、ほとんど忖度なしで、事実を淡々と語ってくれている、と思う。

朝鮮半島問題と日本の未来-沖縄から考える/姜尚中

姜尚中さんの本はいくつか読んできた。その中では講演集と対談なので、とても読みやすい。従来の主張を、物腰柔らかく講演している様子が目に浮かぶ。沖縄と朝鮮半島との共通性を見出す部分は少し物足りず。

朝鮮と私 旅のノート/萩原遼

尊敬する先輩のオススメ本にあったので読んだ。この著者の存在を知らなかった自分に恥じる。ややもすると左翼認定してしまいそうな経歴の持主だが、論旨はめっぽう鋭い。エッセイだが中身というか登場人物がレアすぎる。

韓国併合 110年後の事実/和田春樹

上記の本に和田春樹の名前が出てきたので、最新作を購入。なかなか、面白い。薄い本だが、内容はそれなりに濃い。しかし、少し阿る度合いが過ぎるように感じた。偏向に感じたのは私の天邪鬼からかもしれない。

銃・病原菌・鉄(上)/ジャレド・ダイアモンド

ボチボチでやっと読み終えた。ちょっと冗長。ニューギニアってどこだっけ?ピサロの下りは、胸を打つものがある。当時のスペイン人は、インカ帝国人を人間扱いしたのだろうか。下巻も買っておいたので、ボチボチ読む。

情報だけ武器にしろ。/堀江貴文

堀江本は面白い。スカッとするのだ。この本もまさにそう。情弱の意識のある人はとくに、読んでほしい。私は、情報をシャワーのように浴びろ、というフレーズが一番刺さった。刺さる内容を分かりやすく伝える、魔法使い。

ベートーヴェンの交響曲/金聖響・玉木正之

ベト8の解説のために購入。いつ頃からか、姿を消した金聖響さんと玉木さんの対談形式。交響曲を分かりやすく紐解くという意味では、成功している。中身の濃さについては物足りない。おさらいでサラリと、読ませてもらった。

ベートーヴェン“不滅の恋人”の謎を解く/青木やよひ

ベートーヴェン研究の第一人者。とくに不滅の恋人については右に出るものはいないのでは。研究者としての姿勢が素晴らしく、ドイツ現地に長期滞在し、ベートーヴェンの足跡を丁寧に辿り、文献や楽譜など資料を読み込んでいる。今年のベスト3。

ベートーヴェンの生涯/青木やよひ

上記の本と一転して、とても読みやすく、ベートーヴェンにはじめて触れる人でも分かりやすく書いてある。とは言いつつ、最近の研究結果も反映されていて、従来と異なるベートーヴェン像は面白い。音楽通も唸らす良書。

ベスト3は、下記かな。

最後の親鸞/吉本隆明
芸術起業論/村上隆
ベートーヴェン“不滅の恋人”の謎を解く/青木やよひ

2021年、仕事をがんばりつつ、趣味や遊びはほどほどに、学びの時間、読書の時間をつくって、人生の一歩を踏み締めて行きたい。



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