読書記録:鈴木裕介『心療内科医が教える本当の休み方』

休み方についての本です。

 2/3ぐらいは、ストレス反応とは何かということを、最初は古典的な考え方から説明し、次は比較的新しいポリヴェーガル理論というものから説く。普通は交感神経と副交感神経の2種類から考えるけれど、ポリヴェーガル理論では、すごく大雑把に言えば、その副交感神経の中にさらに2種類あって、背側迷走神経系と腹側迷走神経系にわかれている。従来の交感神経優位な状態でありすぎる状態とは別に、現代は、副交感神経の方の背側迷走神経が働いて、フリーズ状態(「ダウナー系」、「氷のモード」)になってしまって抜け出せない人も多い。そういう場合、その状態とは反対の状態の活動をすることに加えて、腹側迷走神経を活性化させる活動をすることがよい、というのが大雑把な理論。  
 あとの1/3ぐらいで、具体的な休み方を教えてくれているのかなと思いきや、まだそこら辺はこなれていない感じで、ちょっと微妙な気がしました。

 ただ、ポリヴェーガル理論というのを知れたので、次はそれに関する詳しい本を読んでみたいなと思いました。

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