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[年の瀬に英語の勉強しようぜ] バナナボート

年内は店仕舞いのフォロワーさまたちも増えてきたようである。
私はダラダラと投稿を続けておりますがね。

遊びに来ていただけるのであれば、新年からでも構いませんが、私のことヲ忘れないでくださいね ToT🐦

さあ、年の瀬にヲ勉強なんてするもんじゃない。

先日、この記事を投稿した。

チラッとハリー・べラフォンテ(Harry Belafonte)の『バナナ・ボート』(Day-O, The Banana Boat Song)のことを書いた。

ハリー・べラフォンテが亡くなったのは、今年のことだったようである。
先ほど調べて「そうだったのか!」としみじみしたが、96歳とのことで長生きされたと思う。

別にハリー・べラフォンテの追悼記事でもないのだが、昔、アメリカ人と話していたとき、ハリー・べラフォンテのヒット曲である『バナナ・ボート』の話になった。

因みに、『バナナ・ボート』は少なくとも私と同年代以上であれば、聴いたことがある人が多いと思う。

youtoubeにオフィシャル音源があったので貼っておく。

「あー、これかぁ!」みたいになった方もおられるかもしれない。

"Day, me say day, me say day………"の部分が「痛テテ…痛テテ…痛テテ……」とか「見セテ……見セテ……見セテ……」みたいにジョークにされたりすることでもお馴染みの曲かと思う。

この曲って、何となくリズミカルでコミカルな感じがして、『バナナ・ボート』というのもどことなく可愛げがあり、アマゾン川でも探検するようなワクワクさせる語感でもあると個人的には思う。

しかしながら、この曲ってもともとジャマイカ人の港湾荷役夫の悲哀を歌った「労働歌」なのである。

"Day-o(デイオー)"と叫び、"Daylight come…"と何度も歌っているが、要するにバナナ園で大量に収穫したバナナをボートに載せた労働者たちが、夜な夜なバナナ運びの過酷な労働に耐え、「日 "Daylight" が昇ったら、家に帰りたい」とひたすら繰り返している……という世界観らしい。

たとえば、ネイティブに教わった以下のくだりがなかなか興味深い。

※※※※※

"Come Mister tally man(カム  ミスター  タリーマン)~♪,
tally me banana(タリー  ミー  バナナ)~♪
(Daylight come and me wan' go home(デイライト  カム  アンミワンゴーホーム)~♫)"

※※※※※

カタカナ表記は適当である^^;

まず"tally"(タリー)という単語であるが、動詞として使う場合、「数える」とか「カウントする」という意味があるらしい。

そして、"tally man"(タリーマン)というのがキン肉マンのお友達で……というボケは置いておいて"tallyする人"「数える人」「船積貨物の数量を数えたり、損傷の有無などをチェックし、検収したりする人」という意味となり、タリーマンとかチェッカーとか呼ばれるらしい。

要するに、労働者が"tally man"(タリーマン)に対して、"tally me banana"と「オレが持って来たバナナを数えてくれ(チェックしてくれ)」と言っているのであり、文法的には"tally me my banana"とか"tally me banana for me"(←因みに、相手方当事者と英文契約書の交渉するときとか、このように修正履歴を残してやり取りしたりする^^;)とかが正しいような気もするが、スラング的というか文法を崩して歌っているらしい。

"Daylight come~"は、先ほどの「朝陽が昇って来る」とか「夜明けが来る」というニュアンスであるが、"me wan' go home"も先ほどと同様、「家に帰りたい」というのをスラング的または文法崩し的に歌っているらしい。

“want to + 動詞”で、「〜したい」という意味になる。

文法的には"I want to go home"(アイ ワントゥー ゴー ホーム)とか"I wanna go home"(アイ ワナ ゴー ホーム)とか複数形にして"we wanna (want to) go home"(ウィー ワントゥー(ワナ) ゴー ホーム)とかの方がしっくりくるが、これが"me wan' go home"(ミー ワン ゴー ホーム)になっているわけである。

色んなミュージシャンがカバーしているのを聴くと、もう普通に"we wanna go home"とかに直して歌ってたりするのもある。

続けて日本語にすると以下のような意味合いか。

「検収係の兄ちゃんよ、オレが持って来たバナナを数えてくれ。夜も明けてきたんで、オレは家に帰りてーぜ」

※※※※※

上のような意味を考えながら、もう一度歌うと、何とも味わい深い。

"Come Mister tally man(カム  ミスター  タリーマン)~♪,
tally me banana(タリー  ミー  バナナ)~♪
(Daylight come and me wan' go home(デイライト  カム  アンミワンゴーホーム)~♫)"

※※※※※

余談だが、私は以下の記事でも書いたとおり、アメリカ映画の監督では「クエンティン・タランティーノ」、「クリント・イーストウッド」、そして「ティム・バートン」が好きである。

ティム・バートンの『ビートルジュース』(Beetlejuice)も好きな映画の1つである。

『ビートルジュース』を観たことがある人は覚えているかもしれないが、私は作中で突然『バナナ・ボート』が流れてみんなで踊り始めるシーンが大好きで何度も観てしまう^^;

あのシーンを観るたびに、特にキャサリン・オハラ(Catherine Anne O'Hara)さんがめちゃめちゃいい顔するな~^^; と「女優さんって、すげーな~」と感心してしまうのである。

このシーンとか、あとは『お熱いのがお好き』(Some Like It Hot)ジャック・レモンが女装して無理やりおっさんと踊らされているときの顔とか、何も喋ってないのに「顔芸」だけで笑かされてしまう映画のシーンというのが結構あって、改めて名優の凄さを思い知らされてしまう。

とにかく、あの『ビートルジュース』デイオーのシーンって、時間にして3分弱とかなのだが、私の好きなナンセンスギャグの極致なシーン🎬だと思う ^^;

完全に脱線した!

バナナ🍌の話してたのに、レモン🍋の話ヲしてしまった。。。

申し訳ない ToT
あっ、泣いて思い出したが、『バナナの涙』ToT という歌もありましたね。
(、、、と懲りずに脱線する流れ。。。)

(完)

~過去の [英語の勉強しようぜ] シリーズ~


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