『葉っぱのフレディ』#わたしが一緒に育ったロングセラー絵本


今回は、メディアパルさんの企画に参加させて頂きます!


『葉っぱのフレディ』

出版社 : 童話社
  作   :レオ・バスカーリア
  絵   :島田 光雄
  訳   :みらい なな

あらすじ

大きな木の太い枝に生まれた、葉っぱのフレディのおはなし。
春に生まれたフレディは、数えきれないほどの葉っぱにとりまかれていました。はじめは、葉っぱはどれも自分と同じ形をしていると思っていましたが、やがてひとつとして同じ葉っぱはないことに気がつきます。
フレディは親友で物知りのダニエルから、いろいろなことを教わります。自分達が木の葉っぱだということ、めぐりめぐる季節のこと...
秋が来ると、緑色の葉っぱたちは一気に紅葉しました。みなそれぞれ違う色に色づいていきます。
そして冬。とうとう葉っぱが死ぬときがきます。死ぬとはどういうことなのか...ダニエルはフレディに、いのちについて説きます。「いつかは死ぬさ。でも”いのち”は永遠に生きているのだよ。」
フレディは自分が生きてきた意味について考えます。

絵本ナビ


私が初めてこの絵本を読んだのは小学校高学年の時だったと思います。
“死”という概念についてよりも、葉っぱにも気持ちがあるんだなぁというのが、第一印象でした。
それから、葉っぱの色使いが好きで、何度も読み返しました。

小学生ですから、生とは何か、死とは何か、あまりよくわからないながらも、ダニエルの言葉を何度も反芻し、”死”というのは、怖いものではないのかもしれない、と思う様になった記憶があります。

葉っぱと同じ様に、人間も同じ様で皆違っていること、いつかは命が尽きる事…
葉っぱも人間も、虫も、命があるものは全て、同じなんだなぁと感じました。

心が少し疲れてしまった時、この絵本を読むと、少し穏やかになった気がするので、昔から大好きな絵本です。

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