大河津分水通水100周年、新たな100年へ
1.設立の背景 信濃川や中ノ口川などの堤防決壊による水害は3年に1度。その度に越後平野は壊滅的な被害を受けました。ひと度あふれ出た濁水はなかなか引かず、「こもり水」として恐れられました。
明治29(1896)年7月22日、歴史に残る大水害「横田切れ」が発生しました。長岡から新潟まで、越後平野のほぼ全域が一面泥海となりました。これをきっかけに大河津分水を求める声が一段と強まりました。
15年の歳月と述べ1,000万人の人出を費やして、通水したのが大正11年(1922年)のこ