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専業主婦の私がワンオペ育児というのを終えてみて振り返った感想は〝悪くない〟です


何年か前にワンオペ育児という言葉が生まれて
お母さんが1人で育児をすることに名前が付きましたが、私が母親になった22年ほど前はそれが普通でもちろん名前も無かったです。
ワンオペ育児が叫ばれた初期は共働きのお母さんの悲鳴だったと記憶してますが、最近は専業主婦にも使われてますよね、多分。

私が結婚して出産した頃は周りも専業主婦で子育てするのが大半でした。
あまりにも当たり前で特に考えることもしなかったかなーという感じです。
我が家は家庭での役割分担方式だと思っていて、
主人→働いてお金稼ぐ
私→それ以外
最近になってやっと、それ以外って範囲広すぎない?と気付き少しずつ手放してやらないという選択肢をとるようになりました。歳をとると色々としんどいんです。
子育ても家事も100%に限りなく近いワンオペです。ゴミも出さないし何にもしません。カーテンも開けないし閉めません。
まだ一人目が赤ちゃんだった頃、主人はたまに私の美容院などの1、2時間子供を見ることはあっても毎回泣かせていて私が謝りながら急いで帰るって感じです。謝りながら何で謝らなあかんねん、て思ってましたよ。心のなかで…
着替えさせれない、食べさせれない、寝かせれない、子供預かり中にう◯ちして仕方なくオムツ交換するけどおしりふき死ぬほど使う…みたいな。正直使えないので使おうと思いませんてした。子供が可哀想だし、自分でするほうが楽なので。
子育てと家事に期待することをやめ、ひたすら私の役割だと割り切りました。

23年後の結果はこうなりました、
主人は仕事に専念→出世する&稼ぎ増える
私→家庭の仕切り&自分の子供のプロになる

そして副産物として私が手に入れたものが、〝全部私がやりました〟っていう切り札です。
これ、中途半端に主人が家庭に介入してたら言えなかったと思います。手伝ってくれなくてありがとうと今では感謝ですね(笑)。
これ、仕事が落ち着き家庭と子供に目をやる余裕のできた我が家の主人には結構使えるんですよ。

元気にスクスク育った子供→私のおかげ
仕事で出世→私のサポートのおかげ
(言葉悪いですけど)私の天下です。
我が家の子供達は、元気に比較的丈夫に生まれてきてくれたので1人で頑張れたと思います。
条件が変わってくるとできることも違ってくると思うので全てに当てはまるわけではないですが、
私は悪くなかったかな…と今は言えます。

専業主婦は社会でも家庭でも肩身が狭いというのが現実ですよね。
私もここに来るまで何度も自問自答したし、落ち込みそうになったこともあります。なにせ私単体で考えると何も持ってない空っぽの大人なので…
けど、1つのことをやり遂げた達成感は自信を与えてくれます。何より子供が1番の理解者になってくれましたし、その子供の成長した姿が側で頑張って良かったと思わせてくれてる気がします。

頑張ってやってきましたが、いよいよ終わりを迎える時が来たようです。
息子が春には(多分大丈夫だと思いますが)大学生。高校も明日からは自由登校。
さあ、これから何をしようかな…




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