見出し画像

睡眠薬と眠りについて。私の処方薬と睡眠実践

 教員生活2年目は多忙を極めました。とある10月、定期考査の準備、文化祭の主任、入試対策委員があれば毎日3時間分は潰れる。部活動指導、生徒の個人相談、個別指導、厄介な保護者対応などなど。普段の業務に加え、今思えば仕事の比重はかなり重かったのでしょう。その頃は「眠い」「疲れた」などという感情はほとんどなく、朝の4時に仕事を終え、8時には出勤する、そんな生活も苦ではありませんでした。
 異変が訪れたのは教員生活3年目の5月ごろ。某有名私大の入試問題が頭に入らない、授業の組み立てが出来ずだらだらと授業をしてみたり、主として動いていた体育祭ではあらゆるヘマを犯し、極めつけは、パニック障害で別室登校をしつつ、頑張って勉強し中間考査を受験した生徒の答案用紙を紛失してしまったのです。頭が真っ白になりながら、もうゴミを収集された可能性の方が高いと知りつつ、ゴミ小屋に集まったゴミを放課後に全て開け、なくなった答案用紙を必死で探しました。教頭、教務主任も合間を見て手伝ってくれましたが、見つかりませんでした。
 度重なるミスと、入試問題や文章の中身が読めなくなり、文学や学術から切り離された絶望感は今でも忘れません。
 その頃は、頭痛、めまいもひどかったです。
 内科、神経内科を受診し、なかなか良くならず、総合病院内の精神科で詳しく調べてもらい、そこから今日に至るまで服薬は続いています。
 最近になってようやく、睡眠を十分に取れるようになってきました。

ここから先は

2,360字 / 2画像

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?