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美容院ではなにしてる?

美容院に行ってきました。

さて、みなさんは美容院で髪を切ってもらっている・髪を染めてもらっている間、何をして過ごしますか?

ぼーっとする?
置いてある雑誌を読む?
スマホをいじる?

私は、必ず文庫本を持ち込んでそれを真剣に読んでいます。
電車に乗って通勤というものをしない今、じっくり本を読めるのが美容院くらいしかないのです。
家だと、他のことをやりたくなってしまう問題がある問題(問題問題うるさい)

今回持ち込んだ本は高田郁さんの「駅の名は夜明  軌道春秋Ⅱ」

2013年発売の「ふるさと銀河線 軌道春秋」に続く第2弾。

鉄道がモチーフになっている2作ではありますが、内容に繋がりはないとのことで、前回の本はすっかり忘れて読み始めました。

9作の短編を詰め込んだ本作は、高田郁さんのお得意な
「辛い現実にも一筋の光あり」がぎゅっとなっています。

9編全て辛い思いを抱えた主人公が偶然(必然もあるけど)の出会いによって、心の傷を少しだけ癒していく物語。

1話目は、幼い娘を亡くしたお母さんが、娘と行こうと約束した地でトラムに乗り、絶望から希望をみいだす物語。

はい。
泣かないわけがない。
こんな内容、泣かないでいられるわけがない。

髪の毛を染めている間、美容師さんがいなくて良かったです。
鼻はズビズビ、涙はポロポロ。
たまたま、ティッシュを手元に置いていた自分を全力で褒めたいと思いました。

結局ね、何が言いたいか?と申しますと、
外出先で泣ける本は読んではいけない!
美容院に持っていく本は、楽しく読める本にしようと心に刻んだ私なのでした。

さて、みなさんは美容院では何をしますか?



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